株式会社島根富士通
島根県出雲市。おりからの大寒波で辿り着くだけでも大変です。
どえらいときに来ましたね。
どうにかこうにかやって来たのが株式会社島根富士通。
寒い中どうも出雲までいらして頂いて。
寒さで言葉が詰まっちゃいました? そんな株式会社島根富士通の宇佐美隆一社長と富士通株式会社のグループ会社、富士通クライアントコンピューティング株式会社の藤井健一さん。
「何だけは国内生産なんですか?」
パソコンは国内生産。
富士通株式会社のこれだけは国内生産は「パソコン」。
パソコン
家電製品は株式会社富士通ゼネラルというグループ会社が日本で企画・設計をして海外で組み立てています。
パソコンだけはほぼ100%国内に特化しています。
中でもノートパソコンの製造は株式会社島根富士通が製造。デスクトップ型PCは福島県。
でも組み立てに人件費は掛かるし、わざわざ国内で作るのは儲からないような・・・。
「色んな競合他社がいるじゃないですか、売り上げはどんな感じ?」
がっつり!頂いております。
「番組的にはがっちり!」
すいません。
製造現場
ではがっつりパソコンの製造元へ。
ご案内役はリケジョって感じの株式会社島根富士通の岩谷敦子さん。
ここはノートパソコンの組立工程。
製造ラインではノート型パソコン、タブレット端末も作っています。
企業向けモデル
富士通株式会社の作る製品には大きな特徴があります。それが、
工場全体の9割が企業向けモデルの製造。
企業向けっていうのは、スーパーで在庫を管理したり、営業マンが出先で使ったり、病院でカルテを管理したりする職場で使う専用パソコンやタブレットのことです。
とういことはそれぞれの用途に合わせた細かいカスタマイズが必要になります。
実は富士通株式会社、そうした付加価値を付けるのがお手の物。
キーボードの配列を変えたパソコンを始め、電源を入れた時に企業ロゴが表示されるものや、ボディに企業ロゴを印字したものまで細かい要望に柔軟に応えてくれます。
そこに必要になるのが高い技術力です。
製造ラインを拝見すると現在、タブレット端末の組み立て作業中。すると次にノート型パソコンの組み立てを始めました。
AとBの機種を混流で流すことで生産性を上げることができる。
株式会社島根富士通の工場では様々な種類の端末をひとつのラインでテキパキと製造しています。
A社のタブレットをこなしたら、次はB社のノート型パソコン。その次にはC社のタブレット。大変です。
株式会社島根富士通の渡辺睦郎さんは、
日本は雇用を長く保つので作業習熟度を上げることができる。毎回、毎回違う製品が流れてきても教育し対応可能になる。
小さなネジを正確に止め、パーツも一発ではめる。
私共も約10年の時間をかけてこの体制を取ってきた。生産性は倍まできている。
株式会社島根富士通の企業向けパソコンは年間200万台以上出荷されています。
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