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[WBS]激動の世界経済 インフレとの闘い!コロナ禍から正常化へ追跡取材[株式会社フードサプライ]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

インフレとともに今年の経済に影響を与えたのは新型コロナによる経済活動の制限です。今年後半には正常化へ動き始めたこの現場を追跡取材しました。

青果卸から飲食店参入その後は…

外食業界が厳しい状況の去年末にオープンしたのが野菜炒め専門店「ベジ郎」です。

番組では今年1月に取材。400gの野菜を強火で一気に炒め、背脂を加えた濃厚な味付けが特徴です。

唐揚げを乗せた「肉中盛り野菜炒め」は400gというボリューム。コロナ禍で野菜の販売にドライブスルーを活用した企業「フードサプライ」が政府の補助金を使い立ち上げた飲食事業です。

フードサプライ
竹川敦史社長

自分たちで野菜を消費できる業態をつくれないか。
卸売り業から飲食業への転換。

果たして成功したのか?

青果卸が飲食店 材料高騰で…

今月半ば、野菜炒め専門店「ベジ郎」の前に行列が…

この日、千葉県松戸市に4号店がオープンしました。

コロナ禍で厳しい状況の外食業界ですが1年で4店舗まで拡大していました。

お客さん

野菜でここまで腹いっぱいになったことないので良かった。

お客さん

おいしくて野菜もとれて、ちょっとだけ罪悪感少なめ。
結構幸福度高め。

人気も上々ですが、この店でも頭を悩ませているのが物価高です。

フードサプライ
竹川敦史社長

野菜以外のものが全部高くなって非常に経営がしにくい。

主な要因は使用する油や鶏肉の価格高騰です。食用油の価格は倍以上に上がっているといいます。

このため500円で提供していた400gの野菜炒めは580円に値上げせざるを得ませんでした。

ただ、値上げをしても客足は好調で今後も店舗数を増やしたいとしています。

フードサプライ
竹川敦史社長

より多く出店したいと思っていて、10店舗まではやっていきたい。

インバウンド復活 かっぱ橋に活気

新型コロナをめぐっては10月から水際対策が大幅に緩和。

都内にある包丁専門店「釜浅商店」には多くの外国人客の姿が。

オーストラリアから来たお客さん

ボウル、ナイフ、箸などを買う。
包丁を買ってお好み焼きとかいろいろ作る。

アメリカから来たお客さん

友だちと自分の仕事用に2本買った。
約15万円したが、とてもお買い得だった。

業務用の厨房用品を扱う東京・台東区のかっぱ橋道具街。水際対策の緩和で外国人客が戻り始めているといいます。

老舗食器店「小松屋」にはこんな注文が…

小松屋
本健太郎社長

これはロサンゼルスの店だが、こういうどんぶりを300~400個海外飲食店に送る。

円安により割安感が出ているため海外にあるラーメン店などから大量の注文が来ていて、先月はこれまでにない売り上げとなりました。

小松屋
本健太郎社長

海外受注は当時(コロナ前)もあったが、今回のほうが増えている。
ポルトガルやフランスの和食屋などから注文が来ている。

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