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[WBS]2021 トレたま年間大賞

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トレンドたまご1年の総決算、トレたま年間大賞の発表です。

今年も新型コロナに揺れた1年でしたが、多くの企業が逆風に負けず数々の新商品を開発していました。

今年は特にコロナ関連や環境には医療した商品が多かったように思えます。どちらが年間大賞に輝くのか早速見てみましょう。

2021 トレたま年間大賞

今年も新型コロナで大変でしたがトレたま企業の開発力はスゴいね。

そうなんです、モノづくりは休みなし。そしてコロナ対策商品も続々。

新型コロナ対策続々と。

何だこれは?

折りたたんで移動ができるPCRテントです。

どういうところで使うの?

例えば高齢者施設、医師が高齢者の間を回ったほうが安全で効率的なんです。

何このロボット?

こちらは医療従事者に代わって薬や検体などを運ぶロボットです。

確かにコロナ患者の急増で病院の人手不足は深刻でした。

さらに非接触、コロナ禍ならではのニーズもあり開発しました。

2021 トレたま年間大賞候補

空調フェイスシールド 3月18日

出たー!何だこれ!?

番組スタッフが選んだ年間大賞候補「空調フェイスシールド」です。

どうなっているの?

顔を覆う部分が密閉されていて、頭の方からファンとフィルターできれいな空気を取り込み、吐く息は顎の方にあるフィルターで濾過して出しているんです。

北村まあさキャスター。

着けている方としては息苦しさがまったくないので違和感がないというか、むしろマスクより苦しくなくて楽ですね。

透明ディスプレイ 7月2日

原田修佑キャスター。

今日のトレたま、透明なのに喋った言葉が表示されるんですね。

年間大賞候補、2つ目は透明ディスプレイです。

うん、見やすねこれ。わかりやすい。

しかも日本語だけではないんです。

スゴい!翻訳して表示されるんだ。

コロナ禍の今、マスクやパーティションで相手の声が聞き取りづらいことがありますよね。

相手の話が目と耳で確認できれば安心だね。

飲食店支援のトイレ広告 2月23日

次は…トイレまでついて行ったらマズイでしょ。

いやいや違うんです。コロナ禍で打撃を受けた飲食店を救うトイレ広告なんです。

頻繁に使われるトイレにポスターやステッカーを貼ったり、企業の広告が入ったトイレットペーパーを置いたりすることで広告収入を得ようという取り組みです。

なるほど、それはいいアイデアだ。飲食店が定期的な収入を得られるんだね。

姿勢悪化を防ぐAIメガネ 1月13日

このメガネもコロナ関係?

はい、在宅勤務が増えると…

田中瞳キャスター。

こめかみの辺りがブーと反応して姿勢が悪いことを教えてくれました。携帯のバイブレーション機能をこの辺りに当てているような。

姿勢悪化を防ぐAI(人工知能)のメガネです。

確かに在宅勤務が続くと姿勢に無関心になりがちだよね。

このメガネの仕組みは?

つるにセンサーが組み込まれていて、首の傾きや周囲の距離などを測定。その情報をもとにAIが反応する仕組みなんです。

トレたま企業のSDGs

トレたまは環境問題「SDGs」にも取り組んだよね。

このカラフルな砂利、捨てられるプラスチックから作りました。

踏むと音がするので家の周りに敷き詰めれば侵入者の防止にもなるんです。

これは?

使わなくなった化粧品を絵の具にして再利用しています。

へ~、化粧品で絵が描けるんだ。

環境に配慮したトレたま商品、大賞候補はこちら。

廃材食材で建築材料 11月24日

冨田有紀キャスター。

ほのかにたくさんのいい香りがしました。

硬いですね、表面はスベスベとしていますね。

廃棄食材で作る建築材料です。

えっ、どんな廃棄食材で作るの?

食べられない白菜の芯や玉ねぎの薄皮など20種類以上の食材で作っています。

東京大学 生産技術研究所 酒井(雄)研究室、町田紘太研究員。

野菜や果実といった食品廃棄物の再利用が進んでいないという現状。

そこで廃棄食材から家の壁材や道路の舗装材に活用する建築素材を開発したんです。

実はコンクリートより硬いんです。

本当だ、コンクリートは割れたのに廃棄食材は持ちこたえている。

コンクリートに代わる材料を目指す。

乾燥させた食材の粉に熱と圧力を加えると野菜の中の糖分が溶けて固まり強度が出るそうなんです。

でも弱点が…

あっ、水に溶けている。

そうなんです、しかももとが野菜なので虫が食べてしまうんです。

それって大丈夫なの…

防災オーバーオール 2月24日

続いては日常生活を少し楽にしてくれるトレたまを集めました。

簡単に着られる防災オーバーオール、これで何が楽になるの?

専用のベルトを付けると重たいものも持つことができるようになるんです。

えっ、20キロを軽々と…

軽くなる"ランドセル" 11月25日

スタッフが選んだ年間大賞候補の最後は角谷暁子キャスターが取材した軽くなるランドセルです。

軽くする必要あるの?

実はランドセルの中は教科書がぎっしり。

琉球大学 医学部2年生 太田旭さん。

いま小学1年生でも平均6kgの教材を持って学校に行く。

えっ、6キロ!

そうなんです、大人の体格だとペットボトル9本分の18キロを背負うのに相当するんですよ。

無理だ。

そこで大学生の太田さんと小学生たちが一緒になって開発したのがランドセルをおよそ1割の力で運べるスティックなんです。

あ~なるほど、ランドセルをキャリーバッグのように引きずれるスティックなんだ。

2021 トレたま年間大賞候補

これで年間大賞の候補が出揃ったね。

どれも大賞に相応しいですよね。

果たして今年のトレたま年間大賞は…

この後、発表です!

まずは特別賞

大賞候補はどれも特徴的だったね。特にコロナや環境に注目したのがトレたま企業の真骨頂だよね。

さあそれでは年間大賞に先立ち、特別賞の発表です。

透明ディスプレイ

喋った言葉をすぐに文字にする透明ディスプレイだね。

マスクやパーティションで声が聞き取りづらい自治体の窓口への設置が進んでいるそうなんですよ。

距離を取るのも大事だからね。

実は進化もしているそうなんです。半年ぶりに訪ねてみました。

ジャパンディスプレイ R&D推進部、大森優二さん。

取材のときはできなかったが1つのディスプレイで対面翻訳ができるようになった。

すごい、会話が成り立っている。

日本語から外国語、外国語から日本語の翻訳が1台のディスプレイでできるようになったんです。

さあここで大江さん、お願いします。

大江麻理子キャスター。

トレたまでお伺いした後も技術開発が進み、できることがどんどん増えていっているということで、これはたまごから大きな鶏になる可能性が高いのではないか、ということで今回の年間大賞特別賞をお贈りします。おめでとうございます。

特別賞、おめでとうございます。

開発者の皆さん、喜んでいるね。

そしていよいよ番組スタッフ全員で決めたトレたま年間大賞の発表です。

廃棄食材で建築材料

こちらが今回のトレたま年間大賞を獲得しました。おめでとうございます。

東大の研究員、町田さんが開発した廃棄食材で作った建築材料だ。

環境にも優しく、まさにSDGs。大江さん、受賞理由をお願いします。

これまではごみとして捨てられていたものに新たな生命を吹き込んで新しい役割を担ってもらうという、ここも素晴らしい観点だと思いましたし、さらに建材だけではなくいろいろな用途が考えられそうだというこの将来性も含めて年間大賞とさせて頂きました。それでは田中さん、お願いします。・

では、私が責任を持ってお渡しします。

貴殿が開発した製品はテレビ東京、ワールドビジネスサテライトのトレンドたまごにおいて年間大賞に選ばれましたのでここに表彰いたします。おめでとうございます。

ありがとうございます。こんなに取り上げてもらってうれしい限りです。まさかこんな素敵なものを頂けるなんて思ってもいませんでした。

町田さん、本当にうれしそうだ。

いや~トレたま年間大賞おめでとうございます。

でも、もとが野菜なので虫が食べる。さらに水にも弱い。これって建築材料になるの?

天然由来のもので防虫剤と耐水性を付与する研究をスタート。

いま大きなメーカーと建材やいろんなものに適用できないか話を進めている。

さすが課題への取り組みも早い。

来年はどんなトレたまが生まれるのでしょう。

楽しみだね。

来年もトレンドたまご、よろしくお願いします。

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