深刻な人手不足となっている物流業界に関するニュースです。
物流業界は荷物はどんどん増えていますが運び手が足りない状態が続いています。
そうした中、荷物を運んでほしい荷主と運び手をつなぐという新しいサービスが登場しました。
その運び手がどこにいるかというと、実はプロの運送業者だけでなく一般の人もいるといいます。
株式会社セルート
[blogcard url="http://www.saroute.co.jp/"]
バイク便大手のセルート。荷物ひとつから24時間、いつでも素早く配送する緊急輸送を得意としています。
そのセルートが新たに開始したサービスが「DIAq(ダイヤク)」。
DIAq
[blogcard url="https://www.dia-9.com/"]
アプリで近くの運び手を探し荷物を運んでもらうもので、なかには個人の運び手も含まれています。
大浜平太郎キャスター、
書類を送ろうかというふうに思います。送る手段は今日から始まったアプリの新しいサービス、これを利用しようと思います。
書類の届け先はテレビ東京天王洲スタジオ。アプリに住所などを入力していくと、
目安金額は1,836円。自転車で配送してくれる、登録している人の顔と名前が出てきました。それぞれ値段設定されています。
表示されるのは運転免許証などで本人確認された運び手たち。
佐野さん、長髪の方。元メッセンジャーで道は詳しい、速さに自信があるって書いてある。今回は佐野さんを選んでみます。
運び手の口コミ評価も表示する機能もあり、より信頼ができる人を選ぶことができます。
しばらくすると、佐野賢太郎さんが現れました。
「普段は何をしています?」
普段はコーヒー店で働いている。暇な時間を利用している。
六本木のテレビ東京から天王洲スタジオまでは約6キロ。クルマで順調に行けば13分ほどで着く距離です。
メッセンジャーとして2年以上の経験を持つ佐野さん、乗っているのは当時から使っているロードバイクです。
ダイヤクでは運び手が自転車などを用意します。そのため、持てる荷物の量や所要時間などが運び手などによって変わります。
こうした配送能力の違いなどによって運び手が自ら料金を設定。そのうちの8割を受け取ることができます。
道に迷うことなく目的に着いた佐野さん。所要時間は約20分でした。
自転車が好きなので体も動かせ、お金も稼げたら一石二鳥。
今回、料金はプロに頼む場合と比べて約3割安くなりました。
ただ、利用者にとってリスクもあります。
一般的にプロに頼むと荷物の保証がついてきますが、ダイヤクは誤配送や紛失などのトラブルがあった場合、保障がありません。
セルードのデリバリュー東日本営業本部、松崎晋也本部長は、
契約の形としては当事者同士、もちろんサポートはするが。コールセンターも24時間空いている。解決を目指して丁寧にサポートしようと思う。
株式会社ジーネクスト
[blogcard url="http://www.gnext.co.jp/"]
ダイヤクの利用を考えている企業がありました。
展示会で使うパンフレットなどを運ぶ時にダイヤクを使いたいといいます。
ジーネクスト・ミャンマーの岩佐光平社長は、
重要機密や法律関係の書類は業者を使う。コンフィデンシャル(機密)でないものは個人でも問題はない。
価格と手軽さを武器に今後の利用者の拡大を見込むセルート。
通販の荷物が届かなくて最近、話題になったが、ずっと前から業界内では担い手が足りない。一般の方の空き時間と荷主のニーズをマッチングできれば問題を解決できる可能性がある。