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[WBS] 日本の好漁場に「数百の北朝鮮船」!「イカ漁ピンチ」で漁師が悲鳴!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日本海側で漂着が相次いでいる北朝鮮から来たとみられる木造船。

12月12日も新潟県の海岸で木造船が漂着しているのが見つかり乗組員とみられる遺体も発見されました。

日本に漂流したり漂着したりする木造船は特に11月から12月にかけて急増していて12月12日の昼までで48件に上ります。

2016年は11月に4件、そして12月に13件だったのと比べるとその多さが分かります。

そして政府は12月12日に2014年からからの3年間で176件も確認していると明らかにしました。

北朝鮮は国策として冬場の積極的な漁を奨励していることから粗末な船までこぞって漁に出ているといいます。

この結果、ニッポンの漁業にいま深刻な影響が出ています。

その現状を緊急取材しました。

北朝鮮漁船

山形県鶴岡市、その海岸で見たものは…。

伊大知明宏記者、

海岸に木造船が打ち上げられています。船首にはハングル語らしき文字も確認できます。

11月に打ち上げられた北朝鮮から来たとみられる木造船。

今この木造船の存在が日本の漁業に深刻な影響を与えていました。

スルメイカ

地元の魚市場を訪ねてみると…。

この時期のお目当てはイカ

鮮魚店経営者は、

かなりイカの漁獲量が少なくなっている。

卸売業者は、

イカは今貴重なんです。だからすごく値段が高い。

11月のスルメイカの卸売価格は1キロ当たり768円、これは例年の1.6倍以上の価格です。

日本海でいま何が起きているのか?

密漁の影響

イカ釣り漁船員、

あーやっとるなー。

2017年6月頃、山形のイカ釣り漁船が撮影した木造船の様子。船の上には北朝鮮の国旗が…。

鉄砲向けられたらどうするんだ。

こちらを無視している。違反しているから無視しているのか。

ここは日本のEEZ、排他的経済水域。明らかに密漁です。

ロープのようなモノに干されているのはイカ。それも大量にあるのが確認できます。

網にも多くのイカが掛かっています。

山形県漁業協同組合

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一方、山形の港を訪ねると日本のイカ釣り漁船は漁に出ないまま停泊していました。

本来であれば年末のこの時期はある漁場でフル操業しているはずだったといいます。

山形県漁業協同組合の西村盛参事は、

今の時期はまだ12月上旬だから大和堆で商売をしている時期。

「今年はそれができていない?」

できていない。大和堆に数百の北朝鮮の漁船がいて危険で商売ができない。

大和堆

大和堆とは日本のEEZ(排他的経済水域)内にある主な漁場の一つです。

周囲よりも海底が盛り上がっているので浅く、寒流と暖流の境界部となっています。

そのためイカを始め海産物が豊富にとれるのです。

しかし、その海域には…。

これ全部北朝鮮の船です。

レーダーにはたくさんの北朝鮮の船が…。

大和体でとれるイカを狙って北朝鮮の木造船が400隻から500隻も来ているといいます。

しかも北朝鮮の木造船はある禁じ手を使ってイカをとっているといいます。

流し網

山形県漁業協同組合の西村盛参事は、

特に流し網は国際的に禁止されている漁法。ぜひやめていただきたい。取り締まっていただきたい。

日本のイカ釣り漁法は明かりに誘われたイカを垂らした釣り糸に引っ掛けて1本釣りするやり方。

これに対して北朝鮮は海面近くに網を仕掛けて引き上げる流し網というやり方で一気にとっていきます。

流し網は海の生態系を崩す可能性があるため国際海洋法で事実上禁じられているやり方です。

さらにその網がスクリューなどに絡まる危険性があるので日本の漁船は迂闊に近づくこともできずに、結果として北朝鮮の乱獲を許すことになっています。

厳しい決断

イカ漁は1月までがシーズン。

山形の漁業組合では厳しい決断を迫られていました。

この船も12月で切り上げようかと言っていて1月のイカはないということ。その分の漁獲量が下がると思う。来年のイカがどうなるか、これは深刻な問題

こうした事態は他の県でも…。

石川の漁協に聞くと…。

石川県漁協小木支所の神谷洋志郎総務部長は、

私たちは泣く泣く漁場を引き下がって、大和堆を諦めて北へ向かいました。

北海道の近くには武蔵堆と呼ばれる良い漁場があります。現在はここである程度のイカがとれているといいますが不安は尽きません。

北朝鮮が大和堆に限らず武蔵堆まで及んでくることがあったら本当に漁業として存続できない。廃業に追い込まれるということになるので、その事態だけは避けてもらいたいと国に強く望む。

安倍総理

安倍総理は12月12日、自民党の役員会で木造船の対応に「万全を期す」と表明。

自民党は対策チームを設置しました。

一刻も早く有効な手を打って欲しい。漁業関係者は不安な日々を過ごしています。

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