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[WBS] 東芝、購買履歴で稼げるか?データ新会社設立検討。

ワールドビジネスサテライト(WBS)

テレビ事業をハイセンスに売却した東芝。

東芝は原発事業で抱えた巨額の赤字からの復活が課題で、他にも稼ぎ頭だった半導体メモリー事業を手放しています。

そんな東芝が新たな収益源を目指して新会社の立ち上げを検討していることがテレビ東京の取材で分かりました。

そのカギとなるのはスーパーのレジなどから得られる購買履歴データです。

株式会社東芝

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11月13日、東芝は2019年4-9月期の決算を発表。

東芝の車谷暢昭会長、

上期としてここ10年で最高益。

全事業領域で増益となっている。ここ10年では初めて。

本業の儲けを示す営業利益は1年前と比べて7倍に増え、520億円となりました。

経営再建に乗り出した東芝は去年、中期経営計画「東芝Nextプラン」を発表。

採算の取れない事業を縮小させ、収益性の高いエレベーターなどのインフラ部門に力を注ぐことで業績は回復に向かっています。

また11月13日、東芝プラントシステムなど上場小会社3社に対しておよそ2,000億円でTOB(株式公開買い付け)を行い、完全小会社にすると発表。

親子上場を解消し、経営の一体化を進めます。

今期は営業利益の目標1,400億円を達成できる見通しです。

ただ2年後には2,400億円まで拡大することを目標にしています。

稼ぎ頭だった虎の子の半導体メモリー事業を売却してしまった今、東芝は大きな利益を生みだす新たな収益源を模索しているのです。

会見後、WBSの取材に応じた車谷会長がある秘策を明かしました。

ばく大なデータが私どものPOSレジを通っている。

大きなプラットホームになっている。

世界中でプラットホームを提供した瞬間、ものすごい大きなビジネスになる。

テレビ東京の取材でPOSレジから発生する購買履歴データを扱う新たな小会社の立ち上げを検討していることが分かりました。

実は東芝、POSレジの世界シェアで首位。国内でもおよそ6割のシェアを誇っています。

スマートレシート

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POSレジがあれば、いつ、何が、何個、いくらで売れたかというデータが正確に把握できます。

しかし、誰が何を買ったかなど個人を特定することはできません。

そこでカギを握るのが東芝のスマートレシートというアプリです。

いまスマレシ(スマートレシート)をやっている。

紙のレシートではなくスマホにレシートが出てくるサービス。

企業にも大きさサービスモデルを提供できる。

消費者は専用アプリに表示されたバーコードをレジでかざします。

するとレシートのデータがスマホに送られてくるのです。

東芝はスマートレシートから得られる個人データとPOSレジのデータを組み合わせることで、より詳細な個人の購買履歴データになるのです。

プラットホーム上での取引が多いとかけ算なのでビジネスとしては収益性のあるビジネスとなる。

東芝が持っておる顧客履歴データを利用したいお客様は対価を支払うことでデータを利用することができるようになるということで現在、NTTドコモやヤフー、JR東日本、エポスカードなどが利用に前向きな姿勢を示しているということです。

次のGAFAも新しいデータ時代に出てくる。

東芝としてはその一社になりたい。

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