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[WBS] 100種類のワインが飲み放題!制限時間なしで1,080円!

2019年4月12日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

春のお花見、ビールだけでなくワインで乾杯をしたという方も多かったのではないでしょうか?

実はお酒全体の消費量は減る中でワインの消費量はここ数年伸びています。

2月にはEUとのEPA(経済連携協定)が発効され、ワインの関税が撤廃されてヨーロッパ産のワインが安く手に入るようになりました。そうしたことも追い風になっているかもしれません。

最近では日本で作ったブドウで作られた日本ワインも人気です。

手頃なヨーロッパ産ワインと人気が高まる日本ワイン、加熱するワインブームを取材しました。

re:Dine GINZA(リダイン 銀座)

[blogcard url="https://ginza.redine.jp/"]

東京・銀座にあるレストラン「re:Dine GINZA(リダイン ギンザ)」。

お客様の手にはワイングラス。

スペインのスパークリング。

イタリアのスパークリング。

多くの人が楽しんでいるのはヨーロッパ産のワインです。

ワインビュッフェを楽しみに来た。

お客様はおよそ100種類のワインに目移りしながら自分でワインを注ぎます。

実はこの店が始めたのは制限時間なしで飲み放題になるプラン。

しかも、通常3,240円のところ、この店のSNSをフォローすると期間限定で1,080円になります。

なぜこんなに安くできるのでしょうか?

re:Dine GINZAのソムリエ兼マネージャー、岩渕章悟さん、

EPAで仕入れの値段を抑えることができた。全体の6割から7割ほどは欧州産。

飲み放題に並ぶのはおよそ800円から3,000円のワイン。70種類ほどがヨーロッパ産です。

2月に日欧EPAが発行したことで仕入れ値が1本につき100円ほど割安に。

これらを大量に仕入れることでお客様に安く提供できるようになったのです。

ヨーロッパ産のワインが安くなったことでこんなメリットも。

ジョージアという国で原始的な造りをしている。

非常に面白いワインもそろえている。

EPAの対象に含まれていないジョージアワイン。1本3,000円しますがヨーロッパ産ワインが安くなった分、飲み放題にできたといいます。

いろいろなものを試せるのが魅力。100種類といったらやっぱり来る。

こちらのグループ、テーブルに飲み放題のワインを並べて楽しむこと4時間。一体、いくらになったのでしょうか?

3万8,653円です。

10杯くらい飲んだと思う。

料理も4、5品頼んでこの値段。全然安いと思う。

弱かった平日も埋まるようになってきた。

店のPR。より認知を拡大していきたい。

イオンリカー株式会社

[blogcard url="http://www.aeonliquor.jp/index.html"]

ヨーロッパ産ワインの2月の輸入量は関税が撤廃されたことで1年前に比べて1.4倍に急増。国内で急速に販売を伸ばしています。

大手スーパー、イオンでも…

イオンリカーのワイン事業統括部、加藤修一さん、

日欧EPAの発効でワインがお買い得という訴求をしている。

イオンは日欧EPAが発行した2月1日からおよそ1ヶ月間、330種類のヨーロッパ産ワインのセールを実施。売り上げは1年前と比べて3~4割ほど増えたといいます。

この波に乗ろうと、先月末からはセールの第2弾を開始。

第1弾セール時はEPAを知ったお客様が「安い」ということで来てもらえたが、第2弾は普段ワインを飲む人がさらにちょっと良いものを買ってみようと。

今回のイチオシは3本で1,000円のワイン。EPA発行前まではおよそ1,600円でした。

1本あたりの利益が少し減ることはあるが、全体としてより多く買ってもらえることでかなり大きなメリットがある。

日本ワイン祭り

[blogcard url="https://love-wine.jp/"]

格安ヨーロッパ産ワインに対して日本のワインは…・

いま午後4時半ですがすでに多くの人たちが日本ワイン目当てに集まっています。

4月12日から東京・日比谷で始まったのは日本ワインのイベント「第5回日本ワイン祭り」。

国産のブドウを原料に国内で製造されたワインだけを集めました。

参加したのは全国49のワイナリー。

安心院葡萄酒工房

[blogcard url="http://www.ajimu-winery.co.jp/"]

相内キャスターがまず向かったのは温暖で雨が多く、ワイン造りが難しいとされる大分県のワイナリーです。

実はこちら、焼酎「いいちこ」を造る酒造メーカー。

ちょっと辛口ではあるけど、その後の広がり、果汁が口の中に広がりますね。

こちらのスパークリングワインはフランスのシャンパンと同じく瓶の中で二次発酵を行います。そのため本場ヨーロッパに負けないきめ細やかな泡立ちを実現したといいます。

丹波ワイン株式会社

[blogcard url="http://www.ajimu-winery.co.jp/"]

ほかにも京都のワイナリーでは、

きんぴらごぼうや肉じゃがにも合わせやすい味わい。

京都ならではの日本食に合うことをテーマに造っています。

ちょっとチェリーのような、サクランボのような味ですね。

訪れたお客様は、

日本ワインは前はサラッとした味だったけど今は深みが出てきておいしい。

「日本のワインの味は?」

ヨーロッパのに比べて軽い。でも、おいしい。

メルシャン株式会社

[blogcard url="https://www.kirin.co.jp/products/wine/"]

近年、海外でも認められるようになった日本ワイン。しかし、小規模でコストが高く、価格競争ではかないません。

そんな中、メルシャンが売り出すのが数量限定、20年ものの赤ワイン。価格はグラス1杯1,000円と強気です。

「ヨーロッパのワインはライバルという感じでもない?」

メルシャンの長林道生社長、

当然ながらぶつかることもある。

一方で日本ワインはワイナリーに来て雰囲気やワイナリーの思いを体感してもらう。

それからリピーターになってもらう。

メルシャンが格安ヨーロッパ産ワインに対抗する秘策が体験です。

メルシャンが去年オープンした桔梗ヶ原ワイナリー、見学ツアーは申込み開始後即完売になりました。

品質を訴求してクオリティーを高めていく。

相対的には付加価値のある商品を日本ワインの中で高めていく戦略。

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