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[WBS] アメリカ・ロブスターに異変!ブームに沸く北の港町!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アメリカの夏の味覚といえば何かご存知ですか。赤くて大きなロブスターです。

しかし、このロブスターの漁場として知られる海ではいま異変が起きています。

ロブスター

アメリカとカナダの国境をまたいで広がるメーン湾。

その港町の一つメーン州ポートランドには夏になると多くの観光客が訪れます。

その目的の一つがロブスターです。

ポートランドはロブスターの産地として世界的に知られる街です。

おいしい!

街のいたる所にはロブスターの看板が。

その姿はナンバープレートにも。

実はメーン州ではロブスターの水揚げ量が30年前と比べて5倍以上に急増。

いまでは全米の水揚げ量の9割以上を占めています。

メーン・ロブスターのマーケティング協会、マリアン・ラクロワさん、

関連産業は1万人以上の雇用を生み、経済効果は1,000億円以上だ。

そのロブスターの漁を体験できる「ラッキー・キャッチ」というツアーも人気です。

船長はロブスター漁師のデイビット・ラリベルテさんです。

向かった先は3日前にロブスターの罠を仕掛けた所。

ラリベルテさん、罠を引き上げます。

その中にはロブスターの姿が。

大きなロブスターが捕れた!

海の恵の豊かさを実感できることがこのツアーの魅力です。

その一方でラリベルテさんはある不安を抱えていました。

メーン湾の水温は他の地域と比べて急速に上昇している。

メーン湾ではこの30年、水温が毎年0.06度上昇し、世界平均の3倍の速さで海の温暖化が進んでいるのです。

将来的には間違いなく影響があると思う。

ロングアイランド湾

不安の根拠はメーン州から500キロ以上南西に下ったロングアイランド湾にありました。

その港町、コネティカット州のニューロンドンです。

この街で30年以上、ロブスター漁を続けているマイク・タイラーさん。

その船着き場には漁の最盛期にもかかわらず、ロブスターを捕るための罠が放置されていました。

約3,000個のワナがある。放置したまま草が生えてしまった。

実はロングアイランド湾では1999年を境にロブスターの急減が始まり、コネティカット州の水揚げ量はピークだった98年のわずか3%まで落ち込んでしまったのです。

一体、何が起きたのでしょうか?

ロブスターが育つ環境について研究している専門家は水温上昇の影響を指摘します。

ビゲロー海洋科学研究所のデイビット・フィールズさん、

おそらく温度の変化により減り始め、その間もロブスターを多く捕り続けた。

さらに水温上昇による甲羅の病気も発生し、ロブスターが減ってきた。

ロブスターの生息に適した水温は12度から18度の間ですが、ロングアイランド湾では水温20度以上の日数が1999年から急速に増えているのです。

タイラーさんがこの日目指したのは港から15キロほどの沖合。

ロングアイランド湾の最も北のエリアです。

きょうの水温は約20度。

ロブスターには少し高い水温だが、ワナは深い所に仕掛けている。

5日前に仕掛けたワナを引き上げると・・・

その中には、

ブラックシーバスだ。

若いロブスターを食べてしまうブラックシーバスです。

水温の上昇に伴いロングアイランド湾で急増しているのです。

捕れたロブスターの中には甲羅の病気を発症しているモノも。

健康なロブスターと比べると違いは一目瞭然です。

この日捕れたロブスターを市場に持ち込みます。

60キログラムほどだ。そんなに多くない、よくない。

昔のようには戻らない。あまりに多くのことが変わってしまった。

アメリカのロブスターに起きた異変。それは気候変動への対策が進まないことへの警鐘なのかもしれません、

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