スポンサーリンク

[WBS]【イノベンチャーズ列伝】先端技術で「収穫」革命!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

世の中にイノベーションを起こそうとするベンチャー企業に焦点を当てるイノベンチャーズ列伝。

こちらは米の収穫の様子です。

米というのは均一に育つのでコンバインなどの機械でまとめて収穫できますが、それができないのが野菜です。

1つ1つ選んで収穫する必要があるため、どうしても最後は人の手が必要となります。

そうした労力から農家を解放しようとする革新的な技術に迫ります。

inaho株式会社

Home
深層学習技術とロボットアームで自動野菜収穫を実現。 収穫ロボットで世の中を変えるinaho株式会社

山の上に広がるいくつものビニールハウス。

佐賀県はアスパラガスの産地。生産量は全国3位です。

ここにいま最先端の技術が・・・

安東浩太郎さん、

これが実験してもらっているアスパラ収穫ロボット。

自動で動くこのロボット。

十分に成長し、収穫できるアスパラだけを選んで丁寧に切り取りカゴに入れていきます。

起動はスマートフォンのボタン一つ。

外出先からも操作が可能だといいます。

100%収穫してくれなくても50%以上でもすごく助かる。

彼は文句を言わないので。

収穫の時期を逃すと先端の葉が開いてしまい売り物にならなくなってしまいます。

アスパラの成長は非常に早く、1日10cmほど伸びるため収穫は毎日朝と夕方の2回。常に腰や膝を曲げているため体には大きな負担です。

この収穫作業が足かせでした。

それをロボットが代わりにできるヒミツが・・・

このカメラと赤外線センサー、そしてAI(人工知能)です。

まずカメラに写っている画像とAIでアスパラかどうかを判別し、位置を特定します。

さらにアスパラの実際の長さを赤外線とAIによって推測。収穫できるほど育ったか判断します。

そして手前の障害物を器用に避けて収穫。AIがアスパラまでの最適なルートを選んでいるのです。

このロボットを開発したのがベンチャー企業「inaho」創業者の大山宗哉共同代表(33歳)。

良い栽培技術を持つ人が人手不足で生産規模を広げられないのは不健全。

ただ、成長した野菜を選んで収穫するロボットが実用化された例はなく、開発は困難を極めたといいます。

べつの業界向けの技術を使っていたが、去年この畑で動かしたら屋外で動かす技術ではなく苦労した。

その時・・・

転機は新人の隠し事!?

去年9月、最初の実験は医療用のアームを使った大型ロボットで行われました。

しかし・・・

やっぱり医療用だとバッテリーの減りが早いな・・・

収穫が終わるまで1か月半だぞ。どうする?

そこに思わぬ救世主が!

入社して間もない新人エンジニアです。

いっそゼロから作り直しません?

いまのやり方では難しいと理解して、こっそり別の技術を使って開発していた。

彼には救われた。

その新人が外波山晋平さん。

かつて宇宙関連の研究施設「スーパーカミオカンデ」の研究者でした。

ゼロから作ったほうが欲しい性能が得られると考え、隠れて開発していたのです。

自分から調べてやってみるのが好き。

季節を逃すと来年までできないので試行を繰り返しながら研究開発した。

そのロボットが作られたのがここ。

鎌倉の古民家を改修した拠点です。

庭には実験スペースがあり、ここで開発が行われてきました。

実はこのロボットには驚きのヒミツが・・・

すべて手作りで作った1号機。

例えばアスパラを掴んで切る部分は、

使っている刃は文房具のカッター。

そして掴む部分は子どもの教育用ロボットの手です。

アームは市販のパイプを切り、関節にモーターを付けたシンプルなもの。

つまりネット通販で買える汎用品ばかりで作っているのです。

制作費は100万円ほどに抑えました。

あえて手作りにこだわる理由はロボットを売らずに貸し出すビジネスモデルにありました。

今ある部品は来年にコストが半分、性能が2倍になることがある。

汎用品だけに時間が経てばコストが下がるため、メンテナンスや改良もしやすくなります。

それを貸し出すサービスにすることで安く最適なサービスを農家に提供できます。

将来は・・・

野望!「生きるコスト」の削減!

inahoはこれまで実証実験を重ねてきましたが、今月サービス開始にこぎつけました。

アスパラだけでなくキュウリも収穫できる他、今後はナスやトマトにも対象を広げます。

将来に向けて描くのは生産の自動化により野菜全体の価格を安くすることです。

人間が生存するために必要なコストが下がっていけばいい。

食料コストが下がり、週3日働いて、4日好きな事をやれたら人間幸せじゃないか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました