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[WBS] 増税で本格焼肉店宅配拡大へ!そのカギは眠れる他店舗!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

来月の消費増税を巡って飲食店に新たな動きが起きています。

来月から飲食店の食事は消費税率が10%に上がります。そこで事業者は客足が遠のくのではないかと警戒感を募らせています。一方で出前やテイクアウトなどは消費税率が8%に据え置きです。

そこでここに活路を見出して宅配に乗り出そうとする店がいま次々と現れています。

それに伴い宅配を後押しする新たなサービスも登場しました。

Felicita (フェリチータ)

[blogcard url="http://www.felicita2015.jp/"]

営業前のイタリアンレストラン「イタリアン フェリチータ」。

中に入ると肉を焼く音が…

さらにご飯を詰める人。

慌ただしく作っているのは弁当です。

本格的な味が評判を呼んでいます。

この日も朝からフル稼働です。

作った側から次々と宅配業者が訪れます。

イタリアン フェリチータの西澤隆さん、

店内飲食の売り上げの3倍くらいが弁当の売り上げ。

ここまでなるとは思っていなかった。

7月は宅配だけでおよそ500万円売り上げました。

いまや宅配市場は年々成長し続け、去年も前の年と比べておよそ6%増えました。

出前館やウーバーイーツなどの宅配サービスが浸透し、今回の消費増税でさらなる拡大も見込まれています。

肉いち牧

[blogcard url="https://nikuichimai.com/"]

この市場を攻めようと動き出している店があります。

新北沢にある焼き肉「肉いち牧」。

オーナーの江口一敏さんです。

店の自慢はこの肉。A5ランクの黒毛和牛の肉を1枚から注文できます。

2,000円台の弁当など高価格帯の宅配も始めていますが、これからは手軽な価格帯の弁当を増やし、売上を伸ばしたい考えです。

しかし、ある問題を抱えていました。

弁当の包材などで足の踏み場がない。

弁当の資材や食品の保管場所などスペースに余裕がないのです。

違うお客様を取り込む夢があっても場所がない。

そこで相談したのは…

スターフェスティバル株式会社

[blogcard url="https://stafes.co.jp/"]

江口さんが出店している宅配専門サイト「ごちクル」の篠﨑野乃花さんです。

ごちクルは全国およそ800店が出店していて、毎月およそ2万件の利用があります。

宅配に関する相談は消費増税を前に急増、毎月200件ほどあるといます。

そこでごちクルはあるサービスの利用を新たに提案しました。

スペースを貸すというサービス。

株式会社スペースマーケット

[blogcard url="https://www.spacemarket.com/"]

篠﨑さんが紹介したのはスペースマーケットという会社。

空いている時間に場所を貸すレンタルスペースを運営しています。

カフェや居酒屋などの登録数はおよそ300件。

こうした店舗は飲食店の営業に必要な許可をすでに取得しているため、新たな宅配の拠点として考えることができます。

後日、見学に向かう江口さんたちの姿が。

待っていたのはスペースマーケットの担当者、井上真吾さんです。

ここが8坪ぐらい。

飲食店営業許可もあるので飲食店もできる。

ここは平日の夜にバー営業を行っている店舗。

昼間の時間は借りられるということですが…

弁当を作るにあたってカセットコンロでは難しい。

調理器具がカセットコンロというのが難点。やはりガスは必要なようです。

八百屋バル

[blogcard url="https://yaoyabar.gorp.jp/"]

気を取り直して次の候補へ。

中にいたのは「八百屋バル」のオーナーの水田勇輝さんです。

練馬にある八百屋バルは旬の野菜を使った料理が人気の居酒屋ですが、人手不足の問題などで営業は夜のみ。

営業をしていない昼間に店を貸し出して売上を増やしたい考えです。

江口さんが気になっているガスも

ガスのタップがここにあるので、これで使えるかな。

スペースマーケットを利用することで物件を探す時間を大幅に短縮するだけでなく、敷金などの初期費用も抑えることが期待できます。

江口さん達は1か月ほどのテスト期間を設ける方向で調整を進めています。

弁当事業だけをレンタルするのが本当にできるというのが見えてきた。

今までの狭いカテゴリーから抜け出して勝負ができるのでチャンスがある。

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