[WBS] 海外で瞬く間に評判!技あり医療器具で脱下請け!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日進月歩で拡大する医療機器市場は2021年に50兆円に達すると見られていますが、日本企業のシェアは1割以下です。

さらに今後、新興国のメーカーが台頭してきて競争が激化することも懸念されています。

こうした中、下請けで培った技術を武器に日本の中小企業が医療器具を開発し、世界の注目を集めています。

株式会社コスミックエムイー

医療の未来へ挑戦するコスミックエムイー
株式会社コスミックエムイーは医療電子機器の開発設計、製造、修理などを行う技術集団です。多様化する時代のニーズに高いレベルで対応してきた「ものづくり」の自信をもって、さらなる技術の高みを目指し、医療の未来へ挑戦しつづけます。

埼玉県川口市のとある中小企業。

電子医療機器メーカーの下請けとして創業しました。

売上高は年間およそ3億円。

今この中小企業に世界中の医療関係者から問い合わせが来ています。

タイの販売代理店に注文しました。

シンガポールで新しい器具を使えて光栄です。

コスミックエムイーの五十嵐亮レオナルド専務は、

台湾や韓国、パキスタンからも話がきている。

彼らが求めているのはコスミックエムイーが医師と共同開発した自社ブランドの医療器具です。

こちらがエンドニードル。

それが「エンドニードルネオ」。

エンドニードルネオ

小児鼠径ヘルニア、いわゆる脱腸を内視鏡手術で治療するための道具です。

鋭く尖った針の中には平らな針、さらに糸を絡める針の入った世界初の構造です。

一度、病院に採用されると毎日、毎月出荷できる。

金額は消耗品の方が安いが安定した収入につながる。

耐久年数が長く、業績の見通しが立てにくい電子医療機器に比べ、針のような消耗品は安定した利益が見込めると考えたのです。

東海大学医学部付属病院

東海大学医学部付属病院公式サイトトップページ
東海大学医学部付属病院の公式サイトです。特定機能病院として様々な高度医療を提供しています。また、高度救命救急センターおよび総合周産期母子医療センターを有し、急性期医療の中核施設としての役割を担っています。

この針を採用した東海大学医学部付属病院。

小児鼠径ヘルニアの内視鏡手術を担当しているのが渡辺稔彦医師です。

エンドニードルネオは先が尖っていて針通りが良い。

曲がらない針で出来ているので外科医が行きたい方向に行きやすい。

実際の手術映像。

エンドニードルネオの鋭く尖った針がなめらかに進んでいきます。

そして目標地点に到着すると、針の中から出てきたのはヘルニアの穴を塞ぐための糸。

針の中から糸を出すのはある理由があります。

従来は糸が針の外に飛び出ていたため、途中で切れないように先端はわずかに丸みを帯びていました。

それが仇となり、組織の奥に入りずらく、摩擦で糸が切れてしまう可能性も指摘されていたのです。

医療現場の声をもとに作ったエンドニードルネオ。

しかし、発売して3年目となった現在、国内で採用した病院はわずか6つ。

大手メーカーに比べて医療トラブルが起きたときの責任能力や流通網も劣る中小企業に厳しい現実を突きつけています。

そうした中、渡辺医師のある行動で一筋の光が・・・

日本とベトナムの間で技術、知識、人材、そしてモノ。

国際的に弱点を補完するため研修を続けている。

ベトナム

渡辺医師が腕を磨くため向かった先、ベトナム。

実は日本を遥かに凌ぐ内視鏡手術大国です。

ハノイ国立小児病院における内視鏡手術件数は年間3,000件。

日本で症例数が多いといわれる病院の15倍にあたります。

去年11月、渡辺医師の紹介でこの病院はエンドニードルネオを導入しました。

技術はものすごいが限られた器具で手術をしている。

エンドニードルネオを紹介したらすごく好評だった。

日本の中小企業が作った針は瞬く間に評判を呼び、半年足らずでベトナム国内で7つの病院が採用。

この日はベトナム最大の外科手術センターで、あのベトちゃん、ドクちゃんの名前の由来となったベトドク病院の医師と商社の担当者がコスミックエムイーに会ってきました。

縫合針をオレンジ色の針の中に入れて、この留め具を底に入れます。

固定するのね。

糸が切れることはありません。

これなら危なくないわね。

ベトナムの病院が次々とこの針を導入する理由を聞いてみると、

大切なのは良い製品であること。会社の規模は関係ない。

現場で評価を聞いた結果、ベトナムで売れると思う。

株式会社住田光学ガラス

光学ガラスのパイオニア 株式会社住田光学ガラスです。
光学ガラスメーカー・住田光学ガラスのwebサイト。光学ガラス、光ファイバー、非球面レンズ、特殊レンズ、小径レンズユニット、光学デバイス、内視鏡用部品。製品情報、会社情報、データダウンロードなどをご覧いただけます。

海外では中小企業が大手メーカーと同じ土俵で戦える。

下請けとして医療機器の部品を製造する住田光学ガラスも自社製品での海外進出を見据えています。

息を殺しながら作っている糸のようなもの・・・

実は腎臓結石用の内視鏡です。

直径は0.35ミリ。

中には独自に配合した1万本の高機能のガラス繊維が入っています。

解像度は他社製品の1.6倍。

文字を読み取ることも出来ます。

住田光学ガラスの渡部洋己取締役は、

いきなり大きな市場を狙っても国内では受け入れてもらえない。

海外展開を含めて技術力をPRしていきたい。

14日、技術力を海外にアピールする機会が訪れました。

埼玉県内の下請け企業14社が集まった自社製品の展示会「埼玉県医工連携成果発表会」。

住田光学ガラスのブースにはベトナムの医師たちが集まっていました。

このままの使い方とステンレスの外装を付けた使い方がある。

細い血管の中も入れて見ることができる。

彼らの反応は、

ベトナムで売れますよ。

ベトナムで売れると技術の高さを評価された中小企業の医療製品。

いま日本の下請け企業が技術を武器に世界へ羽ばたこうとしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました