スゴい社長が選ぶ私の一冊。

続いては…
旭酒造株式会社
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山口県岩国市の山の中に建つビルは獺祭の旭酒造の本社。

ここで待ち合わせたのは桜井博志会長。

早速ですが、ご自宅の本棚にある本を見せて下さい。

了解致しました。

上ですけど。

12階ですから。

実は桜井会長の自宅は本社ビルの最上階に!

こちらなんです。

はい、どうぞ。

お邪魔します。
あれ、もしかして奥様ですか?
桜井です。

なんと桜井会長の奥様がお出向い。

玄関を入るとすぐに広々したリビングが。

純白のピアノは奥様ご愛用。

大きなテーブルは社員を招いてお食事をするためなんだとか。

さらに、
見晴らしいいでしょ。ちょうど今、秋の紅葉の時期。

窓からは岩国の山並みが一望!

桜井会長曰くここは山口県で4番目に高い建物なんですって。

「会長は自宅だとどんな感じ?」

自宅では…

ダラ~

「お酒はやっぱり獺祭なんですか?」

もちろん毎日!

99%、この中に獺祭が流れている。

本棚
ところで桜井会長、私の一冊がある本棚はどこに?

これですよね。

リビングの壁一面丸々が桜井会長の本棚。

そのうち7割ぐらいがやはりビジネス書。

「WORK SHIFT」や「やり抜く力」といったベストセラー。


「本は1ヶ月に何冊くらい読む?」

1ヶ月に5~6冊くらい読むんじゃないかな。

情けないことにビジネス書みたいな楽してお金儲けっていう本はさ~っと読めるんです。

ミステリーは時間がかかるんですよ。

ミステリー、確かに本棚の残り3割にはお仕事とは全然関係なさそうな本が。


文庫本が多いでしょ。小説が多いと思います。


バイオレンス小説ですよね。

「ブラック・スクリーム」は新作ですよね、連続殺人鬼が理想とする音楽を作るために人の悲鳴でつくるわけですよ。

おどろおどろしいとんでもない小説なんです。

「バイオレンス小説がお好きなんですか?」

いやいや、そうではないんですけど…

会社のイメージが…

司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」には意外なエピソードも。

坂の上の雲ってどっかに獺祭って出てくるんですよ。

本を開いていみると確かに「獺祭」という文字が。

実は会長、ここからお酒の名前を決めたんですって。
ちなみに意味は「参考資料を周囲に広げること」。

さらに本棚をチェックしていると1冊だけ明らかに見た目が違うボロボロの本を発見。


よく読んでいますね。30年ぐらい前から何度も何度も読んでいる本。

桜井会長、30年ほど前からこの本に書いてある麹の作り方や酒造に必要な設備計画などお酒造りの基本を1つ1つ学びながら獺祭を生み出したんだとか。


私にとってはバイブルみたいな本。

結局、これ読んでみると酒造りは理論的に説明していけるものだと理解できた。

値段も4,000円。元とってますよね。

私の一冊
さて、それでは桜井会長、私の一冊を教えて下さい。

日下公人さんって面白かった。

面白い切り口でニュービジネスを見られていた方で。

細かく分析して理屈でわーっという人が偉い。

ビジネス上大切なのは直感力。

感じる力が大事。

「会長がやっている獺祭造りと反対じゃないですか?」

「理論でデータを集めてお酒を造るのと真逆じゃないですか?」
確かにね。

だから面白いのかもしれない。

実際に酒を造るときに今日までのデータ全部出てきますよね。

でも明日どうなるかってわからないわけでしょ?

ここを乗り越えるのは感じる力しかないですよね。

理論と直感力、その両方が大事ってことなんですね。

旭酒造は日下公人「発想の極意」でがっちり!

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