去年、全面禁煙にしたことで話題になった居酒屋チェーンの串カツ田中。
その後、タバコを吸うお客様は減ったものの子供連れのファミリー層が増えて客足は好調に推移しているとのことです。
その串カツ田中が今度は地方に狙いを定めた新業態の店舗を出店します。
少子化、そして若者のアルコール離れが起きている中で勢いはどこまで続くのでしょうか?
株式会社串カツ田中
[blogcard url="https://kushi-tanaka.com/"]
掘りごたつのボックス席、今までパイプ椅子だったが、しっかりしたベンチ。
囲まれたボックス席になった。
完全個室もできた。
店内を案内してくれたのは串カツ田中の貫啓二社長。
ここは群馬県前橋市に新しくオープンする店舗です。
幹線道路沿いにある駐車場も完備したロードサイド型店舗。
禁煙化
去年6月、ほぼすべての店舗で禁煙にした串カツ田中。
今では、平日の夜にもかかわらず家族連れのお客様ばかり。
会社員や男性だけのグループは7%減少したものの、ファミリー層が7%以上アップしたのです。
小学生以下の子どもが入ればたこ焼きを無料にしたり、子どもが楽しめるサービスを増やしています。
あまり居酒屋という感覚がない。
子どもたちも楽しそうでゆっくり食事できた。
しかし、内装はコンクリートの床に背もたれのない簡素な丸椅子。
いわゆる大衆酒場です。
ロードサイド型店舗
そこで今回、新店舗で意識したのは、
三世代というのを意識した。
車で来るファミリー層がくつろげる空間の演出です。
ボックス席や個室を増やしたほか、テレビを見ながらリビングルームのようにくつろげるファミリールームまで。
居酒屋では珍しいおむつ交換台も完備しました。
メニューはお酒を飲まない人でも食事を楽しめるように鶏釜飯や串カツとじなどご飯ものを追加しました。
さらに開店時間を既存の午後5時から午後3時に早め、夕食のおかずとしてテイクアウトできるサービスも開始。
店舗の広さは都心の3倍から4倍。
ファミリーレストラン型の串カツ酒場を目指します。
しかし、ファミリー層に転換することで客単価が下がる恐れも…
実は去年、店を禁煙にして客層が家族連れ中心になったことで単価が2%減少したのです。
お酒で利益を取ろうという価格にはなっていない。
都心ほどお酒はでないが、その分食事が出ている。その辺は気にせずやっていける。