
こちらは去年、世界で販売されたEV(電気自動車)のメーカーランキングです。
| 1位 | テスラ | 約105万台 |
|---|---|---|
| 2位 | BYD | 約60万台 |
| 3位 | ウーリン | 約44万台 |
| 4位 | VW | 約36万台 |
| 5位 | BMW | 約28万台 |
| 16位 | トヨタ | 約11万台 |
| 26位 | 日産 | 約7万台 |
トップはアメリカの大手テスラでしたが、今年に入り中国・上海の現地工場がロックダウンの影響で稼働停止になったため今年上半期の販売台数ではトップの座を譲ることになりました。
| 1位 | BYD | 約64万台 |
|---|---|---|
| 2位 | テスラ | 約56万台 |
テスラに代わって世界1位となったのが中国の大手BYDです。このBYDという企業、これまで日本では乗用車を販売していませんでしたが7月21日についてに日本市場への参入を発表しました。EVメーカー王者の実力を取材しました。
中国EV大手が日本上陸!来年中に3車種投入へ
7月21日、BYDジャパンは報道陣に3台のEVを公開し、日本の乗用車市場に参入すると発表しました。
BYDジャパン
劉学亮社長

これからの時代は電気自動車を買うか買わないかの時代ではない。
これからの時代は電気自動車をいつ買うかということ。
来年1月に発売するのはSUVモデルの「ATTO3」。今年2月に中国で発売した新型車です。
角谷暁子キャスター

車内は広々としています。足元もスペースがあり、余裕がある作りです。デザインも日本では見られないような不思議なデザインです。
その乗り心地は…
角谷暁子キャスター

一気に加速しましたが加速の仕方が滑らかです。カーブのときも上の方が揺らされている感じがしないです。
床下に重量のある電池が敷き詰められているため背が高いSUVでも安定感があります。価格は未定ですがBYDはATTO3を皮切りに来年中旬にはコンパクトカー、そして下半期にはセダンタイプを相次いで投入します。
中国EV大手BYD!日本と深い関わり
中国のEVトップメーカーBYD。7月21日に北京市内にある販売店では平日の昼にも関わらず多くのお客さんの姿が。街中でも走るEVの多くがBYDです。主な価格帯は200万円~300万円とリーズナブルな点が人気の理由のひとつです。さらに…
愛用者

EV車を選ぶとき中国ではどこの電池がいいか。BYDが一番いい。みんなこういう認識。
1995年に電池メーカーとして創業したBYD。自動車業界には2003年に参入しました。アメリカの投資家ウォーレン・バフェット氏から長期的に投資を受けている企業としても知られています。
なぜ今、日本での販売を決めたのでしょうか。
BYDジャパン
劉学亮社長

日本の消費者がEVを買わない、EVを要らないというイメージではない。
選択肢が少ないことがわかってきた。
BYDが皆さんに選択できるような車種を提供する。そこから始まる。
実はBYD、日本とも深い関わりがあります。2010年に日本の金型メーカーの一部工場を買収。自社のEVに高い日本の技術を取り入れていたのです。その技術を見せてもらいました。
TMC
髙草木健一社長

鉄板を押すと応力がかかるのでひずみが出る。
ひずみをいかに少なくできるかが、技術が一番詰まっているところ。
本当に金型やってきてよかった。そんな気持ちでいっぱい。この日が迎えられて。
1枚の鉄板を加工して作った車のドア。この技術が日本で発売されるBYDのEVにも活用されているのです。
BYDジャパン
劉学亮社長

今回、日本に持ってきたこの電気自動車は日本から作り始めたと言っていい。
日本から出発して今回、日本に戻ってきた。
EVバスで日本シェア7割!乗用車の課題どう解決?
埼玉県内を走るこちら。実はBYDのEVバス。乗用車の日本での発売が初となるBYDですが、すでにEVバスでは国内で7割と高いシェアを占めているといいます。EVバスの活用は決まったルートを運行する循環バスが中心で消費電力が不足する心配がないことやメンテナンスが容易になるなどのメリットがあるといいます。
ただ、バスと違い乗用車では課題も。
BYDジャパン
劉学亮社長

いまのEVは価格が高い。インフラはまだできていない。
そして走行距離は短い。
他社がサブスクリプションやオンライン販売などこれまでない販売戦略でEVの販売を進める一方でBYDが選んだのは…
BYDジャパン
劉学亮社長

消費者の不安のすべてを一つ一つ、現地パートナーと一緒に丁寧に対応していく。
お客さんが実際に車を見て選べる実店舗を全国で展開するために今月、販売会社を設立しました。
BYDジャパン
劉学亮社長

2025年末までに100店舗を超えたい。
それぞれの地域のお客様のニーズを聞いた上でわれわれが対応していく。