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[WBS] マイナス金利の副作用?銀行の手数料アップ続々と…

2019年12月19日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ATNや銀行の手数料引き上げについて。

例えば現金を引き出す場合。みずほ銀行では現在、一定の条件でコンビニATMを月4回まで無料で利用することができます。

ところが来年の3月からはセブン銀行などのATMで無料の対象外となります。

このようにATM手数料の引き上げに加え、一部の銀行では口座維持手数料の導入も検討されています。

その背景には一体何があるのでしょうか?

銀行の手数料

街で聞きました「銀行口座いくつ持ってますか?」

7口座くらい持っている。

2つ。1つは貯金用。

1人あたり3口座保有しているという銀行口座。

しかし…

「使っていない口座?」

いっぱいある。40年前からの口座がある。

1,000円~2,000円入っているだけでずっと残っている。

口座維持手数料

一定期間取引のない口座。

実はいま口座維持手数料を取る動きが出てきています。

三菱UFJ銀行では出金や入金などの取引が2年間なかった場合、口座維持手数料として年間1,200円を取る案が浮上しています。

利子が付かないのでマイナスになるだけ。整理しないといけない。

手数料をめぐってはほかにも。

振込手数料

みずほ銀行では先月から窓口での振込手数料を最大220円値上げしました。

来年3月からはATMでの振込手数料も引き上げる予定です。

結構な額を預けても金利は1円2円。

1回振り込むだけで百いくら。ちょっと払う気はしない。

みずほ銀行ではATMでも振込手数料を引き上げる一方でインターネットバンキングの振込手数料は据え置いています。

アプリでの振り込みが増えた。

「ネットバンキングを使う?」

あまり好きではない。怖い。

マイナス金利政策

利用者の不満を生むのも関わらず手数料の値上げが相次ぐ背景の1つとされるのが日銀のマイナス金利政策。

それによる収益の落ち込みをカバーする目的があると見られています。

12月19日の金融政策決定会合で現状の金融緩和策の維持を決めた日銀。

手数料引き上げの動きに黒田総裁は…

マイナス金利と直結して手数料値上げが起こるわけではなく、金融機関が提供するサービスについてはコストに見合った手数料が徴収されるのが普通。

「この先も金融緩和の手段としてマイナス金利の深堀りは選択肢のひとつか?」

それはその通り。

マイナス金利の深堀りは必要な事態になればあり得る。

一方、こんな声も、

LINEペイなどで送金ができる。

振り込みはこっち(LINEペイ)の方が友達に渡す金などは楽。

LINEペイは9日から個人や企業の銀行口座に振り込めるサービスを開始。

1日10万円を上限に手数料は一律176円です。

銀行の手数料引き上げによってLINEペイのような新勢力の利用が加速するのでしょうか?

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