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[WBS]最大70%引きシェア買い!節約志向で利用者10倍[株式会社カウシェ]

2021年5月31日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

5月31日に発表された経済指標は明暗がはっきりと別れました。

消費者の買い物などへの意欲を示す指標「消費動向調査」は新型コロナの感染拡大で2ヵ月連続で悪化しました。その一方、企業の生産活動を示す指標「鉱工業生産指数」はコロナ前まで回復しました。

なかなか伸びない消費の現場では節約志向からシェア買いという新たな買い物の仕方が登場していました。

株式会社カウシェ

[blogcard url="https://kauche.com/"]

再び延長となった緊急事態宣言。消費にはどんあ影響を与えているのでしょうか?

「この先のお金の使い方は?」

夫が印刷工場の経営者。飲食店と違って補助金がない。

自分の嗜好品などは極力控え、子どもをメインにまずは食べさせる。

以前より3分の1ぐらいの給料になった。

コツコツだが自販機でジュースを買うのではなく、スーパーで60円台のものを買うことを心がけている。

収入が減っている世帯では節約志向が高まっていました。

内閣府が5月31日に発表した今後半年間の消費者心理を示す指標「消費者態度指数」も前の月より0.6ポイント低下しました。

緊急事態宣言の延長が影響し、下落は2ヵ月連続で、基調判断を4ヵ月ぶりに引き下げられました。

節約志向が高まる中、いま人気を集めるサービスがあります。

都内に住む上田智子さんもその利用者の一人。

最近知って始めたものが「カウシェ」というアプリ。

それが去年9月から開始したカウシェ。オンラインで買い物ができるサービスですが、

"シェア買い"という新サービス。

お得に購入できるところがいい。

シェア買いとは複数人で同じ商品を購入することで割引を受けることができる仕組み。

実際にこちらの干し芋は70%引き。

さらに海鮮丼のセットも51%引きと割引率の高い商品がいくつも並んでいます。

上田さんもお得感のある食料品などを購入し、節約に役立てているといいます。

夫が飲む酒代、かなり家計に助かっている。

その利用方法にも特徴が。

支払い方法や送り先を入力し、購入の手続きを終えると、SNSなどを活用して購入者を募ります。

このサービスでは24時間以内に2人以上集まらないと購入することができません。

3分後。

早速、シェア買いしてくれた人がいる。

すぐに購入希望者が集まりました。

今年に入ってカウシェのユーザー数は10倍に、取り扱う商品数もサービス開始時に比べ10倍に拡大しています。

アプリを運営する会社は…

カウシェの門奈剣平社長、

キャッシュレスやSNSなど環境が整うことでいま盛り上がっている。シェア買いが日本にも根付くのでは。

コロナで厳しい状況に置かれた飲食店もこのサービスに期待を寄せています。

埼玉県越谷市にある焼鳥店「せんとり」。緊急事態宣言で店は休業としていますが少しでも売り上げの足しになればとカウシェで冷凍の焼き鳥などを販売しています。

カウシェを始めたメリットは…

せんとりの田崎直人さん、

初期費用がかからないところに関して小さな事業者は非常にありがたい。

出店する店側は登録料など固定費がかからず、お客様が商品を購入した売り上げの10%などをカウシェに支払うだけです。

オンラインにシフトして販売数を上げる。

一方、節約一辺倒ではなくちょっとした贅沢が楽しめる商品が売り上げを伸ばしています。

現在、食品と生活必需品のみで営業をしている松屋銀座では…

松屋銀座のバイヤー、小泉翔さん、

こちらの「くろまめへしれけーき」が好調。

フランス産の高級バターと京都・丹波産の黒豆を使ったパウンドケーキ。6,264円という価格に関わらず1日15個以上売り上げています。

しっとりしていてワインや酒との相性も非常にいい。

自宅で酒と楽しむ人が多い。

もともとは手土産での需要を見込んでいましたが最近では自宅用に購入するケースが多いといいます。

食品以外でも需要が伸びている高額商品が…

主にヘアサロンでシャンプーなどを販売するミルボン。

いま特に人気なのが3,000~4,000円前後の高価格帯の商品です。

ミルボンの瀬野恵介さん、

リモート環境の画面で自分の髪を見る機会が増えたり、マスクをしたりして顔よりも髪への意識が高まっている。

実はコロナ禍で化粧品の需要は減っていますが、高級ヘアケア商品の売り上げは好調だといいます。

ミルボンでも高価格帯ブランドの今年1月から3月までの出荷額は1年前と比べて25%以上増えています。

6月10日からはこれまでで最も高価格となるシリーズを発売。セットで買うとおよそ1万5,000円。さらなる需要拡大を狙います。

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