プールにダイバーが潜っています。これは3年前のリオデジャネイロオリンピックの競泳プールで選手を撮影するための水中カメラを設置しているところです。
こうした独自の技術で撮影した写真を武器に30年以上、オリンピックに関わってきた企業が来年の東京大会に向け動き出しました。
ゲッティ・イメージズ・ジャパン株式会社
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5月15日、写真販売の世界最大手「ゲッティ・イメージズ」が開いた記者会見。
ゲッティ・イメージズのシニアディレクター、マイケル・ヘイマンさん、
2020年は世界から1,500人の写真家が集まる。
ゲッティは腕前と技術で他社に秀でたい。
ゲッティは世界のメディアに写真を配信するアメリカの写真通信社。来年の東京オリンピック・パラリンピックに専属カメラマンを60人投入すると発表し、会場に設置する最新の無人カメラを報道陣に公開しました。
カメラを保持する部分を独自に開発し、方向、ズーム、絞りなどすべてを遠隔操作します。
また去年のサッカー・ワールドカップで採用した超小型カメラを来年のオリンピックに初めて取り入れます。
ゲッティはIOC(国際オリンピック委員会)の公式フォトエージェンシーであるため、これらのカメラを会場の設営段階から優先的に取り付けられます。
そのため他社には真似できないアングルの写真が撮れるのです。
ロンドンやリオデジャネイロ大会でもゲッティが配信した写真は世界で高い評価を受けました。
ゲッティの日本法人ではおよそ50人が働いています。
主な仕事はカメラマンが撮った写真を選び、配信することです。
ゲッティ・イメージズ・ジャパンのフォトエディター、谷岡桂さん、
カメラマンから送られてきた写真を選んで編集して送信する作業をしている。
例えばゴルフ大会では1人のカメラマンはおよそ2,000回シャッターを切るといいます。そこから平均250枚の写真がゲッティに送られると、編集者が配信に適した写真を素早く選んでいきます。
「選んで配信するのは何枚?」
平均100~150枚くらい。
オリンピックではさらに膨大な数の写真がゲッティに届きます。
ゲッティではこうした作業を効率化することで撮影から配信までをわずか1分に短縮することを可能にしています。
ゲッティ・イメージズ・ジャパンののシニアディレクター、中西洋さん、
ますます早くなる傾向にあるので、テレビを見ながらウェブサイトを見て、どれだけ早く出てくるのか期待しても面白いと思う。