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[WBS][北京オリンピック×WBS]中国最新"高速鉄道"の実力は[ヨネックス株式会社]

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連日、日本人選手の活躍で注目が高まる北京オリンピックですが、感染対策のため外部と遮断され、選手や大会関係者だけが行き交うバブルの中でもさまざまなものが注目されています。

そのひとつがスノーボードなどの競技場と北京の中心部をむすぶ新幹線よりも速いという最新鋭の高速鉄道です。

開幕1週間 "バブル"内に異変

田口智也記者。

こちらはメディアセンター内にあるお土産店ですが、開店前から長蛇の列ができています。

開店に合わせ先頭のお客さんは3時間前から並んでいたといいます。

目当ては大会マスコット、パンダの「ビンドゥンドゥン」。ぬいぐるみなどの購入は1人1個まで。売り切れとなる日も少なくありません。

事態を重く見た現地のオリンピック組織委員会は…

大会組織委員会の趙衛東報道官。

春節に伴う連休で工場の労働者が帰省している。ビンドゥンドゥンを増産するため関係当局と調整している。

海外のメディアに対してキャラクターグッズの増産を約束する異例の対応。一部の工場では連休を返上して生産を急ぎます。

ビンドゥンドゥンフィーバーに湧くバブル内ですが、実はほかにも…

"バブル"内 高速鉄道の実力は?

高速鉄道が出発するこの駅もバブルの一部に組み込まれています。オリンピック関係者専用の入口が設けられています。

メディアセンターから専用バスで30分ほどの距離にある清河駅。この駅を出発するのが…

こちらが中国の高速鉄道ですが、新幹線とは間違った雰囲気、流線型でかっこいいです。

スキージャンプなどが行なわれる張家口エリアを北京と結ぶ高速鉄道。2019年に北京と張家口のルートがつながりました。オリンピック期間中は大会関係者が無料で利用できます。

清河駅の張統副駅長。

オリンピックが始まり、乗車した人からはとても好評。

この高速鉄道であれば、選手や関係者に最高のサービスを提供できる。

乗車してみると車内は真新しく、座席も広々としています。

メディア関係者が利用する一般席に加え、ビジネスクラス、そして食堂車も。

大きな窓には北京郊外の風景が広がります。

そして最大の特徴はそのスピード。車内の速度表示は350キロを記録。

東海道新幹線の最高時速をおよそ60キロ上回るスピードで170キロほどの距離をわずか50分で結びます。

張家口は近年ウインタースポーツの拠点として開発が進み、リゾートホテルが立ち並びます。

冬季五輪が終われば広く中国国民が利用できる。

鉄道当局が見据えているのはオリンピック終了後の高速鉄道の有効活用です。

今大会の開催にかかった予算はおよそ39億ドル。

しかし、アメリカの一部メディアからはおよそ10倍となる380億ドルだったと指摘されるなど巨額の費用がかかった可能性があります。

開催都市にとって施設を存続させる、いわゆるレガシーの活用は大きな負担で、北京も例外ではありません。

長期政権を目指す習近平国家主席にとってオリンピック開催を自身の実績のひとつとするためには、こうした施設の持続的な運営が重要になります。

中国政府は今回のオリンピック開催までにウインタースポーツ人口を3億人に増やす計画を達成したと表明。高速鉄道の利用者も増える可能性があります。

北京中心部を少し離れると窓の外に広がるのは豊漁とした農村地帯。こうした沿線地域も近い将来、生まれ変わる日が来るのでしょうか。

オリンピックはウインタースポーツ熱を高めてくれる。

この鉄道が結ぶそれぞれの地域は大いに発展するだろう。

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