
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍の苦戦が伝えられる中、欧米のメディアはロシア軍は司令官を刷新し、体制の立て直しを図っていると伝えました。一方、イギリスやアメリカなどはウクライナに武器を供与する動きを加速させていて今後戦闘のさらなる激化が予想されています。
ロシア"新司令官"任命!欧米 相次いで武器供与へ
ウクライナ東部のドネツク州。駅には戦火を逃れるため荷物を抱えて電車を待つ人の姿が。
ロシア軍はウクライナ東部への攻撃を強めていてウクライナ政府は住民に避難を呼び掛けています。
ウクライナの国会議員

2日前、駅へのひどい攻撃で57人が犠牲になり戦闘は激化している。
郊外ではロシア軍の攻撃から身を守るための塹壕作りも進められていました。
ウクライナ
ゼレンスキー大統領

ロシア軍は東部の州でさらに大規模な作戦に移行するだろう。
一方、ロシアではプーチン大統領がウクライナの軍事作戦を統括する司令官に南部軍管区のドゥボルニコフ司令官を任命したと欧米のメディアが伝えました。
アメリカの大統領補佐官はこの司令官についてシリア内戦の際に市民に残虐行為を行った過去があると警告しています。
ロシア軍によるさらなる攻撃の激化が危惧されていますが、ゼレンスキー大統領は徹底抗戦する構えを崩していません。
ウクライナ
ゼレンスキー大統領

ロシア軍のアクションに備え対応する。ウクライナに武器を増やすため行動する。
ウクライナを支えているのが欧米による相次ぐ武器供与の表明です。
イギリス
ジョンソン首相

イギリスはウクライナが必要とする経済的支援だけでなく、世界に率先して防衛のための軍事的支援も行う。
9日にウクライナを訪れたイギリスのジョンソン首相は防衛のために装甲車両120台、対艦ミサイルの提供など支援を強化すると表明しました。
アメリカのバイデン政権もこれまでに対空ミサイル1,400基や対戦車ミサイル5,000基などの武器供与を決めています。
さらにアメリカ議会は武器供与の手続きを簡素化させる法整備を進めていて、こうした動きは広がっています。