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[モーニングサテライト]【ふちこの突撃マーケット】導入する企業が増!スキルマトリックスとは[SOMPOホールディングス株式会社]

モーニングサテライト

マーケットや経済の旬の話題をお届けする朝活タイム。

今回はスキルマトリックスを取り上げます。このスキルマトリックスは企業の取締役が持つ知識や能力を一覧にした表のことです。

経営陣が持つ能力が分かるというのは投資の参考になります。この経営の方向性を投資家に示す方法として導入する企業が増えています。

実際に導入した企業を突撃取材しました。

SOMPOホールディングス株式会社

SOMPOホールディングス
SOMPOホールディングス(株)のWEBサイ&#124...

損害保険大手「SOMPOホールディングス」。

6月の株主総会に合わせて初めてスキルマトリックスを公表したといいます。

SOMPOホールディングスの三浦哲雄さん。

取締役のスキルマトリックス。

取締役が持っている専門性やスキルを一覧にしたもの。

スキルマトリックスとは取締役がどんなスキルを持っているか表にしたものです。株主に対して透明性を確保することが狙いで、SOMPOの場合は事業戦略やグローバル経営など9項目を設けています。

「ESGやデジタルなどがあるが取締役のスキルは自己申告なのですか?」

スキルを持っていそうな項目に先に丸をつけて本人に確認してもらっている。

何か資格があって証明するわけではなく、本人の確認だけです。取締役の経歴から専門性を割り出しています。

そもそもマトリックスの位置づけは「取締役に期待する役割」というふうになっていました。

「実際に持っているスキルではなく、期待に対してのものなのですか?」

正しくは両方。

取締役が持っているスキル、加えて会社が期待する役割・スキルもある。

スキルマトリックスの目的は経営の幹部が今後の経営戦略を担える能力があると株主に示すことです。

国内外関係なくグローバルな事業展開を目指していて、その観点で各事業における事業戦略。

SOMPOは事業戦略とグローバル経済に力を入れているということをスキルマトリックスで株主に示しています。今後企業が注力したい分野が見えてきます。

SOMPOはアメリカのデータ解析大手「パランティア・テクノロジーズ」をはじめ海外のテック企業に出資して事業の多角化・海外展開に乗り出しています。

スキルマトリックス作成の責任者が社外取締役のスコット・トレバー・デイヴィスさんです。

「取締役に躊躇する声はありましたか?」

あります。あります。

私を除いて全員が日本人なので「こんな過分な評価は」という人はいる。

日本人固有の謙虚さからきている。

でも説明しているうちに「それはいずれもできますね」と。

経営陣の選任や退任を議論する指名委員会のトップも務めるデイヴィスさん。

スキルマトリックスは経営陣が株主から信任を得るうえで重要で取締役も受け入れる必要があるといいます。

通信簿ではないので丸がつく、つかないでショックを受ける人は指名委員会のある会社に勤めない方がいい。

随時委員会で総合評価される。

単に投資家向けというだけでなく社内にもいい影響があったそうです。

取締役会と社員の親近感がわくということ。

取締役にこういう人がいるんだ。そういうことをやっているんだ。

じゃあその人に聞けばいいんだねと。

スキルマトリックスの大きねメリットの一つが海外の機関投資家に向けてのメッセージが出せるというところです。

コーポレート・ガバナンスのコンサルタントを行う専門家に話を聞きました。

プロネッドの酒井功さん。

東芝の株主総会招集通知。

経営戦略とスキルマトリックスが密接に連携しているいい例。

数々の不祥事への対策が迫られている東芝。

こちらは6月に開催した株主総会の招集通知です。

スキルマトリックスで打ち出したのは「企業再構築」という項目でした。

東芝は海外の機関投資家が株主の多くを占めているので、そういった人の考え方に対して注意を払うようになっている。

株主の観点からして腹落ちがする。そういうものを作ろうという努力が反映している。

スキルマトリックスは去年11月の時点で主要企業300社のうち23%にあたる67社が公開していますが、さらに導入する企業が増えているといいます。

その背景にあるのが市場の再編です。

来年4月から東京株式市場は3つに区分されますが、その最上位にあたるプライム市場に参加する指針としてこのスキルマトリックスが挙げられているんです。

「今後の課題は?」

スキルマトリックスはとりあえず作ったという状況。

多くの会社で社外取締役だけをスキルマトリックスに掲載している。

そうすると社内の取締役はどうなんだと。スキルは関係ないのかという話になる。

「社内取締役こそ生え抜きでやってきて、実際どんなスキルを持っているか知りたい。」

おっしゃるとおり。

取締役会の有効性を高めるのが目的だから、社内、社外関わらず全ての取締役を前提とする。これはもう必須。

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