[WBS] 保険・航空・・大手企業が注目!広がるオープンイノベーション!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

「オープンイノベーション」という言葉をご存知でしょうか?

これは企業が外部から集めた技術やアイデアで新たな商品やサービスなどを開発するというもので、いま大企業などが導入を始めています。

新規事業を生み出したい大企業にとっては独自の技術を持ったベンチャー企業は手を組みたい魅力的な相手です。

一方、ベンチャーにとっても大手と手を組んで飛躍を遂げるチャンスとなっています。

SOMPOホールディングス株式会社

SOMPOホールディングスは6月13日、オープンイノベーションを導入した新たなプロジェクトを発表しました。

SOMPOホールディングスの楢崎浩一グループCDOは、

保険という業界自体が大きな形でぶち壊されようとしている。保険の市場、競争市場はものすごい勢いで変わっている。

少子高齢化などで保険市場は年々縮小。

新たな事業の柱を育てようとオープンイノベーションの導入に踏み切ったといいます。

4月には日本航空がITやロボット技術に強いスタートアップ企業と協業。

このところ大手企業のオープンイノベーションの導入が相次いでいます。

SOMPOホールディングスは今回、本業の保険事業で培ったビッグデータを活用してベンチャー企業などと共同で交通や健康などのの分野でも新規事業を展開する狙いです。

1社でできることは限られている。オープンで皆さん一緒に作っていく。今ある金やデータを活用して新しい未来を作れるなら投資する価値は十分ある。

日産自動車株式会社

一方、6月13日に日産自動車の工場で開かれたのは日産では初のベンチャー企業を呼んだ展示会です。

見ているのは工場で働く技術者です。

日産は自動運転技術などの普及に備え独自の技術を持つベンチャーとの交流に力を入れていく考えなのです。

日産自動車の早川敦彦常務執行役員は、

自前の技術は持っているが、それだけでは限界がある。ステップアップをしてイノベーションを起こすことが必要。

株式会社LINK-US

出展したベンチャーのひとつ、リンクァス。

この会社が持つのは超音波を使って金属を溶接する技術です。

リンクァスの浅香俊介さん、

ものを溶かさずに溶接する。飛散物が出ないことがメリット。

超音波の溶接は直接原子同士を結びつけるため強度を高く保てます。

さらにリンクァスは円形の超音波で溶接するという独自の技術を持っています。

直線的な超音波を接合箇所に当てると振動が広がり周りの部品を傷める可能性があります。

一方、円形の超音波の場合、溶接する際に伝わる振動の範囲が狭く周りに影響が出にくいのです。

展示を見た日産の技術者は、

バッテリーで十分使えるかなと。

タッグを組んで早い段階から新しいモノを作り込んでいく。それがベンチャー企業との仕事のやり方かなと思っている。

この独自技術はスマートフォンや自動車のリチウムイオンバッテリー向けにすでに大手電機メーカーなど数十社から引き合いがあるといいます。

お互いの技術を重ね合わせていいものができる時代になったのかなと。チャンスが増えていくと思う。結果に早くたどり着く。