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[WBS][NEXT STAGE コロナとの戦い]アパレル淘汰 その先は・・・![株式会社Shoichi]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新型コロナの影響を受けた企業の破綻は2月から累計で717件に上ります。

そして業界別に見てみると飲食業、食品関連と並んでいますが、それに次いで多いのがアパレル関連企業です。

今年5月には老舗メーカーのレナウンが経営破綻に追い込まれました。

その最後の商品が破格の値段である業者に持ち込まれました。

株式会社Shoichi

在庫処分サービスサイト shoichi
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大阪市西成区にある物流倉庫。

中を覗くと大量のダンボールが積み上げられていました。

中身はすべて新品の服です。

お姉さんというかお母さんの服。

山本昌一さん、ショーイチという会社の社長です。

アパレルメーカーが大量生産したものの売れ残り、処分に困った服の在庫を定価の1割ほどで買い取ります。

そして自社の通販サイトや店舗で格安に販売しています。

ときにはこんな値段で売ることも・・・

一番優秀な会社でも全生産量の2%は売れ残る。

それは100万枚販売したら2万枚残るということ。

捨てるとなったらもったいない。

こちらで行われているのはタグカットと呼ばれる作業。

メーカー側がブランドの価値を守るため名前がわからないように売ることを要望するからです。

ショーイチが買い取る服は年間1,000万着に上ります。

さらに新型コロナが広まった3月以降、その相談は急増。1年前に比べて買取量は2倍以上に増えました。

11月上旬、ショーイチの倉庫に1台のトラックが入ってきました。

扉を開けると中には段ボール箱と、その奥にはずらりとスーツが・・・

箱をよく見ると「RENOWN(レナウン)」の文字。

5月に経営破綻した大手アパレルメーカー「レナウン」の商品です。

これはレナウンが商売やめるので最後に残ったスーツを買った。

耳に残るCM曲でも知られるレナウン。1902年創業の老舗メーカーです。

傘マークのワンポイントで有名なアーノルドパーマーや紳士服のダーバンなど多くのブランドを抱え、一時は世界最大のアパレル企業とも呼ばれました。

しかし主力販路である百貨店の販売低迷や親会社である中国企業との関係悪化で経営不振に陥りました。

そこに追い打ちをかけたのが新型コロナの感染拡大による百貨店の休業でした。

物流を担当していた元社員に話を聞きくと、

レナウンは百貨店で売るのが鉄則だから。

若い人に売るつもりは一切ない。

ここの年齢層で勝負していきたいと固執していた部分があった。

年寄だけの会社だったのかな。

一時代を築いた大企業の経営破綻。

山本さんが今回買い取ったのはスーツやシャツ、ネクタイ、合わせておよそ5,000点です。

これまで百貨店での販売にこだわってきたレナウンが起死回生の策として2年前に始めたスーツのサブスク用に開発した商品です。

月額およそ5,000円から1着6万円程度の新品の商品を使用することができるという新たなサービスでした。

倉庫で商品を手にとった山本さん、あることに気付きます。

めちゃ在庫きれい。

在庫処分に売るものだからこんな紙とか入れなくていい。

これだってお金かかるから。

最後に商品に対するレナウンの気持ちがこういうところから伝わる。

山本さん、その気持を1日でも早くお客様へ届けようと、その日のうちにモデルに着せて撮影。

自社の通販サイトに掲載します。

さらに1週間後。

「また会う日までありがとうレナウンSALE」、通販以外にも自社で運営するお店にあのレナウンのスーツが並べられました。

会社自体が無くなるということもありタグはカットせず、ブランド名を残したまま販売することに。

スーツ上下で9,800円。

ネクタイは980円です。

早速、お客様が試着。次々売れていきます。

レナウンだからいいものっていうのは分かっている。

ちょっと複雑だけど消費者としてはうれしい。

こちらの男性はスーツにシャツ、ネクタイ、全てをお買い上げ。全部買っても1万5,000円ほど。

金額的に手が届かなかったのでだいぶ満足している。

コロナ禍のいま山本さんのもとへ、これまで取り引きをしたことのない大手企業から依頼が相次いでいるといいます。

今後のアパレル業界をどう見ているのでしょうか・・・

いったん何社かアパレル会社は淘汰されると思うが、これだけ一気にプレーヤーが減ればおいしい市場になる。

また洋服を作って売ろうという人はたくさん出てくるから、僕は在庫処分という一番最後のところでインフラとしてアパレル業界を支えたい。

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