スポンサーリンク

[モーニングサテライト]「大浜見聞録」店内栽培より身近に!システムを簡素化[合同会社西友]

モーニングサテライト

自然災害や天候不順が増える度に野菜の値段が跳ね上がるということが続いています。

価格の安定という意味でも今、屋内で作った野菜が改めて注目を集めています。

屋内野菜を作る場所についても野菜を販売する店舗の中で栽培すればいいという考え方が具体化してきています。

今回、この店内栽培の取り組みを取材しました。

合同会社西友

西友 - トップページ|SEIYU
西友のトップページ。食料品、衣料品、住居用品のオススメ商品や、キャンペーン、サービス情報などをご紹介。MYSTORE登録すると、店舗詳細やチラシをすぐに確認できるので便利です。

東京・大田区の総合スーパー「西友 大森店」。今年の3月に新しいコーナーを設けました。

地下1階の食品売り場にやって来ましたが、あそこに専用の売り場があります。

メインのリーフレタス、一緒に水菜とからし菜を販売。

1日にリーフレタス40個入荷して大体売り切れる。

売られているのは店内で栽培した野菜。

リーフレタスは1袋147円、水菜とからし菜はそれぞれ108円です。

必ず買う。

5階で作っているので新鮮。

店内の野菜工場は一番上のフロアにあります。

ここはもともと英会話スクールなどが入居していたスペースです。広さはおよそ160平方メートル。

毎日340株のレタスを収穫しています。近くの西友30店舗にも出荷しています。

西友の不動産開発本部、由佐奈穂子本部長。

大型店舗のGMS(総合スーパー)業態はだんだん衰退している

スペースをどう有効活用するかという観点。

こういう発想でやればスーパーマーケットとして価値が見いだせる。

この栽培システムを手掛けたのがスタートアップのプランツラボラトリー。東京大学と共同で研究を進めています。

プランツラボラトリーの事業開発室、島崎正悟さん。

通常の水耕栽培だと水深10~15センチメートルに植物を浮かべて栽培。

我々の仕組みは下にタンク、栽培する棚の水深は1センチメートル程度。

水の量を大幅に減らしたことで重量が軽くなり、ビルの中でも容易に設置ができるようになりました。

東大との共同研究で栽培システムの軽量化を実現しました。

東京大学大学院農学生命科学研究科の河鰭実之教授。

どのくらいの肥料と水を与えれば、どう変化するのか予測できる。

特にセンサーを入れる必要はない。

システムを簡素化することで導入コストが抑えられ、その分、野菜の価格を安くすることができます。

西友では店内栽培の拠点を5ヵ所に増やし、都心近郊の150店をカバーする計画です。

実際には始めたばかりなので利益はトントン。

拡大していくことで利益率を高めたい。

ゼロ・フードマイレージ(食の輸送距離ゼロ)。

物流コストをかけず、野菜を入荷して売れる。

一方、サミット五反野店では1月から売り場で野菜を栽培しています。

この栽培ユニットを開発したのはドイツの野菜工場大手「インファーム」です。すでにイギリスやフランスなど世界10ヵ国に進出。

世界で培ったデータを武器に日本での展開を本格化させようとしています。

栽培面積はおよそ2平方メートル。このスペースで露地栽培のおよそ60倍の生産能力があります。

目の前にあるのが収穫したものですが、ここに立つとマスクをしていても香りが強いのがよく分かります。

鮮度にこだわり、根を付けたまま販売しています。水に挿しておけば1週間ほど鮮度が保てます。

イタリアンバジルやルッコラなどハーブ類を中心に4種類で、それぞれおおよそ200円です。

収穫は週2回行われ、最短30分で店頭に並びます。

全然おいしさが違う。

いつもとてもいい匂いがする。

手が出しやすい価格。

あと少し高いと手が出ない。

栽培ユニットの中にはセンサーが70個以上設置され、AIで多角的に分析をして管理しているため生産コストは非常に高くなります。

インファーム・ジャパンの平石郁生社長は利益が上がらなくても今は販売価格を抑え、認知度を高めることを優先しています。

単純に店の中にあったらインパクトがある。

試しに買ってみるとおいしい。リピーターになってもらえる。

インファームの真の狙いは認知度を高めた後の量産体制を築くことにあります。

すでにドイツではベルリン近郊で自動化した大型野菜工場を建設し、低コストで大量に栽培して出荷しています。

日本でも2年以内をめどに都心近郊で大型野菜工場の稼働を計画しています。

理想的には都心から50~60キロメートルぐらいに設置。

そこから物流センターや店舗に配送する予定。

店内栽培や都心近郊の屋内栽培などが広がることで現在ではネックとなっている価格面での競争力もつくことが予想されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました