ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS]出資企業に単独インタビュー!次世代半導体で量産・開発へ

ワールドビジネスサテライト(WBS)

政府が目指す次世代半導体の開発体制の全容がテレビ東京の取材で明らかになりました。ポイントは2つです。

次世代半導体の研究開発拠点「LSTC」とそれを量産する新会社「ラピダス」を新たに立ち上げ、車の両輪として開発を進めます。

そして新会社は日本政府が支援するほか、トヨタ自動車、NTT、ソニーグループといった日本を代表する大手企業8社が出資し、開発を支援します。

半導体開発に参画する狙いはどこにあるのでしょうか。出資した企業トップに単独インタビューしました。

次世代半導体 開発へ
新体制の全容を入手

テレビ東京が入手した政府の次世代半導体の研究開発プロジェクトの概要。

次世代半導体の開発拠点としてLSTC(技術研究組合最先端半導体技術センター)を年内に設立するとあります。

参加するのは東京大学、東京工業大学、理化学研究所などで各研究機関の中でとどまりがちな研究成果を活用できるようオープンな研究開発プラットフォームを目指すとしています。

理事長には半導体製造装置の大手、東京エレクトロンの元社長、東哲郎氏が就任し、次世代半導体研究と産業界との連携役も果たします。

高性能な次世代半導体は自動車の自動運転や高速通信網などに必要となります。

次世代半導体の量産拠点として立ち上がったのが新会社「Rapidus(ラピダス)」。急速なを意味する「Rapid」を用い、ロジック半導体と呼ばれる演算機能を持った先端半導体の量産を目指します。

トヨタ NTT ソニーなどが出資へ
なぜ?トップを単独直撃

新会社は9月末にNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の製造委託事業に応募し、11月にNEDOは申請を採択。700億円の支援が決定しました。

その裏で新会社の幹部たちは民間企業にも出資を要請。その結果、トヨタ、NTT、ソニー、キオクシアなど大手8社からおよそ80億円の出資を引き出したのです。

10月にNTTの澤田会長はテレビ東京の取材に対して参加の意思をすでに表明していました。

テレビ東京スタッフ

NTTとして出資して支援していく考えは?

NTT
澤田純会長

NTTとしてはそういう方向で手伝いすることがあればありがたい。
日本の市場規模だと携帯電話やスマホなど数量が限られる半導体を作ってもらえない。
少量多品種かつ低コストでできる製造技術、それが日本が持つべきポイントではないかと思う。

またメモリー大手のキオクシアの早坂社長も11月10日に単独インタビューで出資を明言しました。

キオクシア
早坂伸夫社長

ラピダスからお誘いを受けて出資という形で少し協力させていただく。
特に先端のロジック半導体は日本にない。
開発しているところもない。
特に製造しているところがなく、台湾などに製造をお願いしたり、買ってきたりしている。
日本で開発して作れてということができることは非常にいいことだと思う。

この次世代半導体の開発の新体制について経済産業省の資料によると経産省とアメリカ・商務省との間で進捗を断続的に管理していくとあり、日米両政府が開発に深く関わっていくことも示されています。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-