温かいおでんやパンなど出来たてがおいしいものほど課題になるのが売れ残ったときの食品ロスの問題です。
コンビニや駅ナカで食品ロスを減らす意外な取り組みがスタートしました。
株式会社ファミリーマート
[blogcard url="https://www.family.co.jp/"]
コンビニの冬の人気商品といえば「おでん」。
実は店頭に並んでから数時間経つと売れ残りとして廃棄されるのです。
その対策としてファミリーマートが1月14日に発売したのがレンジで温めて食べるおでんです。
販売するのは4個セットと6個セットの2種類。
こんにゃくやちくわ、大根など人気のある具材をまとめました。
温めると破裂する恐れのある卵は見送りました。
店員は注文を受けてからカップに入れてレンジで温め、お客様に提供します。
その味は?
木下幸太郎記者、
味もよく染み込んでいます。
今回のおでんは賞味期限が6ヶ月あるため廃棄ロスを大きく減らすことができるといいます。
1月14日から全国6,000店舗で導入します。
ファミリーマートの木内智朗さん、
従来は朝仕込んで夜には廃棄する。加盟店で少なからず廃棄が発生していた。
今回はほとんど廃棄が出ないので加盟店の利益アップにもつながる。
株式会社デイジイ
[blogcard url="https://www.daisy1962.co.jp/"]
食品ロスを減らす取り組みは駅ナカの商業施設でも始まっています。
東京駅の中にあるデイジイ。
店内には100種類ほどのパンが並びます。
一番人気は軽い食感が人気のクロワッサンB.C.。
午後4時頃、店員がパンをトレイに集めました。
「今は何をやっているのか?」
TABETE(タベテ)できょう入れるものをいくつかピックアップしている。
トレイを手にした店員はバックヤードに。
始めたのはパンの袋詰でした。
萩原由佳記者、
こちらの店では余ってしまったパンを「TABETE(タベテ)」というアプリでフードロス対策をしています。
株式会社コークッキング
[blogcard url="https://tabete.me/"]
仕組みはこうです。
店はタベテに商品の写真や価格を掲載。
利用者はアプリ上で商品を本来より割安な価格で購入した後、店に商品を引き取りに行きます。
今夜、店に訪れた購入客は…
もったいない。やっぱり。
恵方巻きの廃棄問題とか以前からずいぶんと目にしている。
このパンもおいしいのに捨てられる運命になるなら買いたい。
この店では毎日100を超えるパンを廃棄せざるを得ないといいます。
デイジイ東京グランスタ店の下山暁大店長、
夜遅くに来る最後のお客様にも豊富なパンを提供したいと考えるとどうしても余りも出てしまう。捨てなくて済む方法はないかと思っていた。
午後10時閉店。
店頭にはまだパンが…
パンは次々と袋詰されました。
このパンは一体どうなるのでしょうか?
JR東日本スタートアップ株式会社
[blogcard url="http://jrestartup.co.jp/"]
北村まあさキャスター、
そのパンの行方を追って私はJR東京駅にやって来ました。
こちらは従業員の方がお昼休憩などに使う休憩スペースですが、こちらでそのパンが売られています。駅ナカの商業施設としては初めてこういった実証実験を行っています。こちらは従業員の方に向けて売られているものです。
「東京駅の狙いは?」
JR東日本スタートアップの佐々木純さん、
駅ナカで出たフードロスに対して駅で働く従業員が消費することによってフードロス削減をすることが狙い。