11月29日は各地でこの冬一番の冷え込みになり、東京都心では1度6分になるなど全国500を超える地点で今季の最低気温を更新しました。
この季節、なかなか布団から出られずつい朝食をとる時間がなくなってしまうという方も多いのではないでしょうか?
そんな方でも朝食が食べられる新サービスや商品が登場しました。
ネスレ日本株式会社
[blogcard url="https://www.nestle.co.jp/"]
ネスレ日本の飲料事業本部、島川基さん、
世界の朝食をバスの中で提供する。
ネスレ日本が発表したのは池袋駅東口から東京駅八重洲口までのおよそ40分間の通勤移動の間、バスの中で朝食が食べられるというサービス。
国際自動車グループのケイエム観光バスと手を組み12月2日から期間限定で試験運行します。
バスの中で提供されるのは世界の朝食。
2種類のチーズやじゃがいもで作るパンケーキが入ったスイスの朝ごはんやトウモロコシのトルティーヤに目玉焼きと2種類のサルサソースが付いたメキシコ定番の朝ごはんなどが週替りで楽しめます。
萩原由佳記者、
こうした景色を楽しみながら、ゆったりとコーヒーや朝ごはんを楽しむことができます。
バスは通常45人乗りですが、1人1人のスペースを広く取るため、あえて10席しかありません。
また全ての座席がリクライニングシートで窮屈さを感じることなく過ごせます。
背景には朝食を食べない人が30代から40代の男性で25%前後、女性が15%もいること。
今回は参加費無料の試験運行ですが今後のサービス展開につなげていきたい考えです。
みんな忙しくなり、特に朝の時間の使い方に苦労している。
何もしていない移動時間を朝食の時間にできればお客様の価値としては一番高いのではないか。
日本製粉株式会社
[blogcard url="https://www.nippn.co.jp/"]
朝食市場に活路を見出す企業はここにも。
日本製粉は3月から朝食用としてワンプレートで主食とおかずを食べられる冷凍食品を2種類販売。
人気の高まりを受けて9月から新たに2種類の商品を投入しました。
澤村耕太郎記者、
冷凍食品と思えないくらいのジューシーさが、変な水っぽさはないです。トマトソースなので朝でもさっぱり食べられてしまいそうです。
作り方は袋から取り出した後に電子レンジで3分ほど温めるだけ。
皿に移し替える必要もなくそのまま食べられ、朝食に掛ける手間を極力減らしています。
朝食市場を狙うワケとは?
日本製粉の食品営業本部、久保田静さん、
女性の社会進出が進んでいて朝、時間をかけて準備するのが大変だったり、単身者にも簡単に使ってもらえる。
これらの商品、販売額で当初の計画より20%多く推移していて今後は品数を増やすなどさらに攻勢をかけていきたいとしています。
またコンビニ大手のローソンでも10月から冷凍のスフレパンケーキやフレンチトーストを展開しています。
朝食の市場規模は調査会社のエヌピーディー・ジャパンによると1兆円を超えていて今後も右肩上がりの成長を続けていくとしています。
コンビニに来るお客様をターゲットにしている。のちのちコンビニにも広げていきたい。
朝食が冷凍食品市場で欠落しているので先がけてどんどんやってきたい。