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[WBS]「転職なき移住者」争奪戦!”東京まで70分”に勝算は?[那須塩原市]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

コロナをきっかけに地方へ移住する関心がかつてなく高まっています。

しかし、その最大のハードルとなっているのが仕事や収入で、ある調査では46%の人が不安要素に挙げました。

そうした中、同じ企業に勤めたまま地方に移り住む「転職なき移住」というライフスタイルが注目されています。

そんな人達を取り込もうと自治体間での争奪戦が激しくなっています。

那須塩原市

那須塩原市公式ホームページ
塩原温泉・板室温泉の「秋の紅葉・グルメ満喫プラン」で、地元産のお肉や旬の野菜を使った料理をお得に楽しもう。

栃木県那須塩原市。

市内の牧場で余暇を過ごす人たちがいました。松田丈司さん、3人家族です。

3~4回牧場に来ている。

夜、牧場のにおいが風に運ばれてくることがあるが、それはそれでいい。

これまで東京の豊島区で暮らしていましたが、松田さん、今年2月にこの街に引っ越してきました。

大手通信会社「NTTコミュニケーションズ」で働く松田さん。今でも勤め先は都内ですが仕事はリモートで対応しています。

引っ越してから一度もオフィスに行っていない。

午前9時までは子どもを見て、仕事を始めて午後6時に夕飯や風呂で抜ける。

自然豊かな環境に憧れてはいましたが、仕事を変えてまでの移住は考えていませんでした。

しかし、コロナ禍で完全リモートワークを導入したことで決断しました。

ここは観光で来たときに魅力的に映って。

仕事上の支障はない。

地方移住の最大のハードルが仕事や収入。移住に興味を持つ半数近くの人が不安要素に上げています。

リモートワークの定着をきっかけに移住者をめぐる自治体間の争奪戦が活発化しています。

松田さんも利用した移住促進センター。

移住の相談件数は1年で倍増。その内容は・・・

コロナで勤務形態がどうなるか不明。移住を検討。

東京は危機的状況に弱い。

那須塩原市がアピールする最大の武器がその立地です。

那須塩原市の移住促進センター、和久強所長、

東京都行き来すえう新幹線は1時間に1本だが、朝夕は通勤する人がいるので1時間に数本出ている。

那須塩原駅が終点だと間違いなく寝過ごすことはない。

新幹線で東京駅まで1時間余りという利便性が売り。定期券購入の補助として月に1万円を支給する制度を設けています。

4月からは住宅の家賃を一部補助するほか、移住費に一時金として最大100万円を支給します。

コロナはひどい状態だが裏返すと今がチャンス。

今のチャンスを逃さずにSNSを使ってPRすることが大事。

自治体が移住者を獲得する動きは個人だけでなく会社単位に広がっています。

広島県江田島市。

人口わずか2万人余りの町に今年3月、オフィスを開いたのは広告やIT事業を手掛けるバレットグループです。

東京・新宿にあった本社の機能の一部を移しました。窓の外は海が広がります。

移転に伴い、この町に移り住んだ定木拓也さんです。

海と山に囲まれたオフィス環境はリラックス・集中して業務できる。

オフィスが入る建物は市の施設。内装工事などにかかった費用は県と市が補助しました。

広島県は新型コロナをきっかけに企業誘致の支援を強化。本社機能の移転などを条件に最大2億円の助成金を支給するキャンペーンを打ち出しました。

会社単位で移住者を獲得しようと躍起です。

広島県の県内投資促進課、八巻淳さん、

2億円は思い切った金額。目に付くためにインパクトが必要だと。

20年度、県の支援を受けて移住した企業は1年前に比べてほぼ倍の31社。

背景にはお金の支援だけでない移転後のサポートがあります。

広島県は地元と移転企業を結びつける人材も紹介しています。

この日、定木さんが地元に詳しい後藤岐さんに案内され訪ねたオリーブ畑。

農園の経営者にはある悩みがあるといいます。

峰尾農園の峰尾亮平さん、

害虫が木に卵を生んで木を食べて枯れてしまう。

島全体で250本あるので、それを毎朝見るのは不可能。

それを聞いた定木さん、アイデアが浮かびました。

害虫駆除のセンサーみたいな。

江田島に貢献できるシステムを開発できれば。

地域の問題を解決しながら新たな仕事を生み出していくのがバレットグループの狙いでもあります。

今後、社員のさらなる移住に加え、現地での採用も進めます。

バレットグループの小方厚社長、

5年後くらいにこんな世界がかなえられたらいいなと思っていたのが、コロナ禍で一気に前倒しされた。

東京だと競合が多くIT人材の取り合いになっているので、地方も含めた日本全国に商圏・採用エリアを広げてみようというところからの発想。

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