[がっちりマンデー] その業界のプロだけが憧れる「憧れブランド」(1)

よるビジネス!

ヘアスタイル業界

儲かる!業界限定の憧れブランド!

まず最初にやって来たのはヘアスタイル業界。

美容師さんの仕事道具といえば「ハサミ」。

このハサミはどの美容室でも自分のものは自分で買い揃えるというのがお約束になっている。

なので1人前になったらこれを買いたいという憧れのブランドがあるらしい。

それが新人美容師の中野風樹さんは、

ナルトシザーさんですね。

「えっ?」

ナルトシザー。

業界で1番有名なハサミ。

Grooming dud店長の鎌田泰範さん、

これがナルトシザー。

1つ10万円以上します。

ナルトシザー

こちらが美容師、理想師さんの憧れのブランド「ナルトシザー」。

例えばこちらはスタンダートなハサミ「マチックライン・S(15万8,000円)」。

毛量を自然に減らすことができる「二梳きミスティラン S27(18万9,000円)」。

なかには持ち手をオシャレに加工した「グレイン(29万8,000円)」などなど、どれも結構なお値段です。

それでもナルトシザーは一流の美容師さん、理容師さんのステータスとなっている一級品。

新人さんにとってはとにかく憧れ。

「欲しい?」

欲しいです。

憧れの理由

一体何がそんなに一級なのか?

ベテランの美容室さんたちによると、

切りやすい。引っかかることもない。

切れ味がスゴい。

初めて切った時は感動。

刃が長持ちで切れ味が落ちない。

やはり何といっても切れ味鋭くて長持ち。

しかしカットの基本ができてないと逆に使いこなすのが難しいんだとか。

他のハサミだとカットラインがガタガタ。

ナルトだと真っ直ぐ切れる。

真っ直ぐ切れたラインがスタイルに残ってしまう。

ラインを直す技術が必要。

あまりに毛先がスパッと切れてしまうので駆け出しの美容師さんだと毛先が真っ直ぐになりすぎて自然な仕上がりにデザインするのは大変。

切れ味が良いから技術が必要。

「綺麗にちゃんとデザインして切らないといけない?」

美容師・理容師業界では大絶賛のナルトシザー。

そこに一体どんなヒミツがあるのか?

株式会社ナルトシザー

兵庫県宝塚市にあるナルトシザーの本社へ。

理容師さん・美容師さんに憧れのハサミと呼ばれています。

がっちりです。

思わず笑みも溢れるニコニコの長谷川敏雄社長。

ベンツとも言われています。

メルセデスベンツ。

「ハサミ界のベンツ?」

私が言うのもおかしいですよね。

遠慮しているのか、自慢しているのかよく分かりませんが、ハサミ界のベンツ「ナルトシザー」は十数万以上の値段にもかかわらず年間6,000丁以上も売れている。

ナルトシザーの特徴

普通のハサミとの一番の違いは何ですか?

ナルトシザーは他のハサミと違って刃と刃の隙間が少し多い。

ハサミの耐久性を増す特殊な構造をしています。

左が普通のハサミで右がナルトシザー。

これだとよく分かりませんが、後ろから光を当ててみると確かに結構隙間がある。

でも、これでよく切れるんですか?

それではハサミが切れないので刃の湾曲を強くしています。

普通、ハサミは2枚の刃をピタッと合わせて、刃と刃がこすれ合いながらモノを切るという仕組みですが、あんまりピタッと合っていると切れば切るほど軸の部分がすり減って切れ味がどんどん悪くなる。

そこでナルトシザーはこの支点部分を少し浮かせて刃を微妙にカーブさせている。

ハサミを動かした時、そのカーブが絶妙に合うことで接触する1点だけがピタッと合う。

素人目には分からない細かい調整で独自の切れ味を実現!

刃先の加工

そして鋭い切れ味を出すために欠かせないのが刃先の加工。

工場長の丸茂信夫さん、

一般のハサミとしては切れるけど、うちのオリジナル商品としてはダメ。

ナルトシザーとして認められるには刃を仕上げる磨きの工程はなんと30以上。

基本の形にする最初の研磨から始まり、鏡のように磨きをかける研磨、さらに切れ味を良くするための研磨など、これまた素人目にはよく分からないけれどなんだかスゴそうだ。

微妙な所は人間の感覚でしかわからない。

こちら十数年の職人、渡邉さん。

手触りや光沢だけで切れ味を見極めていくんですって。

感覚的なものなので、これくらい研いだら綺麗になるとか考えながら。

最終工程になると切れ味は・・・

刃がどれだけ鋭いかというのは私のうぶ毛を切ります。

この刃はカミソリくらい鋭い刃がついています。

そして刃の切れ味を決める微妙なカーブづくりは自らの目だけで確認し、トントントンと金槌で打ったと思ったら・・・

OKです。

ここで生み出す隙間は0.03ミリっていうからスゴい!

2枚の刃をつなげたら実際にウィッグを使って美容師さんのように切れ味をチェック。

さらにさらに最終チェックは濡れティッシュで、

このままだと濡れたティッシュは切れない。

えっ何で分かったの?

切れない状態なんですけれど。

するとちょっと研磨しにいったと思ったら・・・

ここまでしないと商品として出せない。

こうしてハサミ界のベンツが登場!

そのハサミを新人さんに使ってみてもらうと・・・

うおおおお

全然違います。

普通のハサミはこんなスパスパ切れない。

「難しい?」

「整えてね?お願いしますよ!」

日本だけでなく世界中のステイリストさんがナルトシザーに憧れているそうです。

がっちり!