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[WBS] 既存市場はもう必要ない!?オンライン市場の破壊力とは?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

いま卸売市場のその存在意義が問われています。

農家が市場を介さず小売店や飲食店などに直接販売するケースが増えているためで、野菜や果物の卸売市場の経由率を見てみるとおよそ30年間で80%台から50%台まで低下しています。

岐路に立っている市場を巡る新たな動きを取材しました。

有限会社GFK

サンチュ・野菜販売・通販|千葉県旭市からお届け致します!|有限会社GFK
サンチュを中心とした野菜販売なら千葉県旭市のGFK。

首都圏有数の農業生産地、千葉県旭市。

レタスなど葉物栽培に取り組む浪川誠さんです。

自分の子どもたちにも安心して食べさせたいのでできるだけ農薬は使わない。

品質には絶対の自信を持つという浪川さん。

しかし、卸売市場ではそのこだわりが評価されず販売価格には納得できないといいます。

そこでおよそ10年前から焼肉店などへの直接販売に力を入れてきました。

「市場と直販の販売価格差は?」

サンチェ1枚当たり2円。

1ケース100枚入っているので200円くらい違ってしまう。

卸売市場を通さないことによって生産者側は納得する価格で売れ、買い手側は安く買えるのです。

直接販売の問題点

ただ、直接販売にも問題点がないわけではないといます。

直販のメリットはある程度値段を自分でつけられるということ。

ただ、不景気で焼き肉店のお客様の入りが悪いとこちらへの注文が減る。使用量が鈍くなってくるので。

特定の会社との取引が増えすぎると相手の業績の影響を受けやすくなってしまうのです。

今月中旬、悩む浪川さんの元をあるベンチャー企業の担当者が訪ねてきました。

マイファームの桐畑悠生さんは、

今の卸売市場だと生産者ではなく、市場で値付けされるのが基本。

一方、うちは農家が値付けをする。

生産方法のこだわりなどの設定をしてもらって、自分で市場での値段をつけてもらう。

ラクーザ

取引をもっとフェアに、もっと楽しいものに。ラクーザ(RACUUZA)
農家とバイヤー(小売・量販・飲食)がフェアに取引を目指すラクーザ(RACUUZA)のトップページです。

紹介されたのは3月4日に開設されたばかりのオンライン卸売市場「ラクーザ」というサービス。

オンライン卸売市場に写真を撮って出品。

それを見た飲食店やスーパーなどが入札し、最も高い価格を提示した業者が競り落とす仕組みです。

最低価格を決めた上で競りを行い、直接販売と卸売市場のいいとこ取りを狙いました。

ついにこういうものが来たかと、ブレイクスルーだと思う。

劇的に変わってくる。

株式会社マイファーム

マイファーム
株式会社マイファームは「自産自消のできる社会」を目指して、「農業って楽しい!」を生み出し広げる事業に取り組んでいます。

この新サービスを始めたのが農業ベンチャーのマイファームです。

この会社を率いる西辻一真さん、実は農業界では知られた人物です。

マイファームは2007年に京都で創業。

誰もが農業を手軽に楽しめる貸し農園事業を皮切りに、農業の世界で新たなビジネスを次々に展開してきました。

そんな西辻さん、今度は農産物の流通に革命を起こすつもりです。

一般的に考えて既存の市場が電子取引を始めればいいが。

物量が多かったり、法律の壁もあって電子取引が難しかったという歴史がある。

僕がその壁を一つ一つ取り除いていこうと。

今月からサービスを開始したところ、全国から参加を希望する農家が殺到しました。

こだわった栽培方法をアピールできるのも魅力です。

ナショナル物産株式会社

NATIONAL AZABU
NATIONAL AZABUは南麻布・田園調布・広尾にあるインターナショナルスーパーマーケット。世界各国のあらゆる食材をセレクトした、充実のラインナップ。ナショナル麻布で海外のライフスタイルを体験してみませんか。

本格サービスの開始に向け、マイファームは買い手側の開拓も同時に進めています。

この農産物が欲しいと思ったら入札して、セリに参加してもらう。

「話を聞いてみてどうか?」

ナショナル麻布の小島彗さん、

とても面白いと思った。

農家と直接取引ができるし、市場にあまり出回っていないものも扱える。

商品の幅が広がる。

既存市場を脅かす可能性も秘めたマイファーム。

しかし、西辻さんは農家のためにも既存は必要との立場です。

「既存の市場の否定ではない?」

まったく否定ではない。

既存の市場もラクー座も農業界が成長してほしいのは同じ思い。

8割は既存市場で、2割はラクーザなど選択肢を増やしてあげたい。

株式会社Opex

http://www.opex.jp/

一方、卸売市場側でも改革の動きが進んでいました。

2年前に新規参入した異色の仲卸があります。

物流コンサルティング業から参入したOpexです。

卸売市場に逆風が吹く中、なぜ参入したのでしょうか?

Opexの村山修社長は、

知れば知るほど流通過程に無駄が多い業界。

誰かがモデルを示さないと。

従来の卸売市場には物流に問題があり、店頭に並ぶまでには時間がかかり鮮度が落ちるというのです。

車が何台必要で、どういうルートを回るのが正しいのかAIでシミュレーションする。

おそらく青果物の業界では1社も使っていないシステム。

OpexはAI(人工知能)を活用した効率的な物流システムで産地からスーパーの店頭に並ぶまで最短1日を実現。

これは同業他社より最大2日短いといいます。

今年、売上高150億円を突破する見通しのOpex。

100社以上、同業者も含めて見学に来ているので、1社でも多く仲間を増やしていきたい。

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