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[モーニングサテライト]【Marketリアル】「選択と集中」の事業改革とは[三菱マテリアル株式会社]

EV加速…銅に商機 投資拡大

EV加速で銅需要拡大

いま小野社長が目指すのは世界的なEV化の加速を受けて拡大する銅需要の取り込みです。

実際、EVのどこに銅が使われているのか。

三菱自動車のPHEV(プラグインハイブリッド)車。エンジンで発電し、充電しながら走行もできるEVですが…

会津三菱自動車販売の渡部学さん。

発電機から駆動するためのバッテリーに電気をチャージするため、こちら(高電圧配線)にもたくさん銅を利用。

電気で動くEVにはたくさんの銅が欠かせません。

EVの要である走行用モーターなどさまざまな場所で使われている銅。

使用量はガソリン車のおよそ4倍にも上るといわれているのです。

EV関連の銅需要は今後20年で10倍以上、400万トン以上に増える見通しです。

EV普及などの期待を受け銅価格も急上昇。2021年5月には1万700ドル台の史上最高値を更新しました。

世界に4つも銅鉱山の権益を持つ三菱マテリアルにはまさに追い風です。

採掘した銅鉱石を製錬するのは香川県・直島にある精錬所「三菱マテリアル直島精錬所」。

ここで純度99.99%以上の電気銅と呼ばれる高純度・高品質の銅を作り、国内3ヵ所の工場で加工するのです。

2月初旬、福島県会津若松市。

三菱マテリアルの加工工場「三菱マテリアル若松製作所」に特別にモーサテのカメラが入りました。工場はコロナ禍でもフル稼働。

ここで製造される銅の8割が自動車用なのです。

これは熱間圧延という工程。

熱を加えておよそ200mmの厚さの銅を10mmほどの厚さまで延ばします。

三菱マテリアル若松製作所の古内哲哲哉所長。

出てきた時の温度が800度くらい。

冷め切る前に圧延をしなければならない。

これが12mmの厚さまで延ばした銅。

さらに加熱と薄く延ばす過程を交互に繰り返し、最終的には0.1mm台まで薄くしていきます。

最終工程では耐食性を高めるための「すず」をめっきし、用途に応じた幅に切断します。

フル生産状態が続いていて、全く需要に追い付いていない。

自動車のEV化に伴って需要が高まっている。

三菱マテリアルでは銅加工の生産能力を拡大するため300億円の設備投資を始めています。

しかし、いま問題が。鉱石に含まれる銅の量が減少傾向にあるのです。

そこであるものに注目。それは都市に埋もれる宝の山でした。

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