IT大手のヤフーは10月8日、「揚げ物税」の導入という新たな取り組みを始めました。一体どのようなものなのでしょうか。
ヤフー株式会社
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ヤフージャパンの本社にある社員食堂。
ここで10月8日、新たな取り組みが始まりました。
星佑紀記者、
ヤフーは今日から社員食堂で提供される肉の揚げ物に対して「揚げ物税」と称して100円の値上げを実施します。
ランチで提供する肉の揚げ物を100円値上げするという揚げ物税。
今日のメニューだったチキン南蛮は691円に。その他、唐揚げやトンカツなどが値上げの対象になります。
その理由は…
ヤフーの沼田瑞木さん、
ランチで摂取する脂質のエネルギー比率が厚生労働省が規定する値よりも少し高い状況。
生活習慣病に直結するのではないかと思った。
ヤフーの社員食堂では会計の際に社員証などを使用しメニューのデータを集計しています。
このデータを分析したところ、多くの社員が脂肪分を取りすぎていることが分かったのです。
脂肪分の摂取を抑えるためにヤフーが取った値上げ策。
社員の反応は…
肉ばかり食べる人にとってはつらい気がする。
肉派としてはショック。
しかし、ヤフーが今回実施するのは肉の揚げ物の値上げだけではありません。
焼き魚や煮魚などを150円値下げするのです。
今日提供されたサバの味噌煮は543円でした。
肉は魚の2倍ほど出ているので魚の量を上げて肉の量を減らすことにチャレンジしたい。
脂肪分を取りすぎている社員に対して悪玉コレステロールを減らす働きがあるとされるDHAなどを含む魚料理を食べてもらう狙いがあります。
魚を普段から食べないので安く食べられてありがたい。
たまに魚を食べるきっかけになる。肉派でも。
今日、サバの味噌煮はチキン南蛮よりも100食多く売れ、用意した375食が売り切れました。
早速効果があったようです。
好きなものを食べさせてほしいという意見もあるが、会社は従業員の健康管理に努める義務がある。
魚を多く食べている人が社内の人事の評価が良いのかなと。
相関関係があるか分からないが横串を通そうと思えば今後見えてくると思う。