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[WBS] 健康志向の「スローな甘さ」!製薬会社の危機感とは?

2016年9月27日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

スローオンスイーツフェスティバル

都内のカフェで行われたイベント「スローオンスイーツフェスティバル」

ゲストに招かれた2人のタレントがスイーツを試食しました。

磯山さやかさんは

甘ったるくないというか、キャラメルの濃い感じ。

勝俣州和さんは

甘さが軽い、しつこくない。

二人が食べていたのは、9月26日から首都圏のカフェや菓子店で提供されるスイーツ。

「栗のカップケーキ」にも「ブルーベリーシャーベットとパンナ・コッタ」にもある甘味料が使われています。

パラチノース

今回のスイーツにはパラチノースを配合している。

パラチノースとはハチミツに含まれ、ある機能性に注目が集まる砂糖の仲間です。

普通の砂糖は小腸の入口近くで素早く吸収されるため血糖値が上昇しやすくなります。

一方、パラチノースは砂糖の5倍、ゆっくりと吸収されるので血糖値の急激な上昇が抑えられ、満腹感も続くといいます。

これはスローカロリーと呼ばれ、身体に負担を掛けない糖質とされています。

三井製糖株式会社

[blogcard url="http://www.mitsui-sugar.co.jp/"]

このスローカロリーに大きな期待をかけているのがイベントの後援企業、三井製糖株式会社です。

日本の砂糖の総需要量は、この10年で約1割減り200万トンを割り込みました。

その理由を三井製糖株式会社の雑賀大介社長は

「糖質制限」、「糖質オフ」という風潮が広がり危機感を持っている。世の中の風潮にストップをかけるとは言わないが正しい情報を伝えていきたい。

三井製糖株式会社は「糖質は悪」という風潮の広がりに歯止めをかけようと、こうしたイベントを打ち出したのです。

sunny STORE&CAFE

[blogcard url="https://www.facebook.com/sunnystorecafe/"]

東京・表参道、今回のイベントに参加しているカフェ「サニーストア&カフェ」。

パラチノースを使用した新しいメニューを9月26日から売り出しました。

神尾佳輝店長によると

普通の砂糖と使い方は一緒。分量も全く一緒。

フレンチトーストに使うパラチノースの量は通常の砂糖と変わらず、価格もほぼ同じだといいます。

スローカロリーを売りにスイーツの激戦区、表参道で他店との差別化を図りたい考えです。

「スイーツ=月1回のご褒美」ではなく、毎週仕事終わりに「お腹が減ったから甘い物を食べに行こう」となってくれれば。

雑賀大介社長

スローカロリーを打ち出したパラチノースは普及するのでしょうか?

三井製糖株式会社の雑賀大介社長は

砂糖に対する見方を変えてもらおうと、砂糖全体の需要の底上げになるのでは、そちらの方にむしろ期待している。砂糖をどんどんとってください。

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