キユーピー株式会社

まず最初の業務用ヒット食べ物はこちら。

皆さん、最近コンビニなどでタマゴがとろりとなる商品をよく見かけませんか?

半熟タマゴがのったカルボナーラスパゲッティや親子丼。


レンジでチンすると・・・

タマゴの黄身が絡んで美味しそうですね。

実はこのタマゴとろとろ商品急増の影にある業務用ヒット食べ物の誕生があったんです。

それを作った会社が・・・
キューピー株式会社。
キューピーといえばマヨネーズの会社として有名ですが、もう一つの儲かりビジネスがタマゴ商品作り。
開発チームの野倉望さんを直撃。
「卵黄が業務用の大ヒット商品と聞きましたが?」
いやいやとんでもない!

「スゴいと聞きましたが?」

そんなこと無いです。ホントに影ながら支えている。

またまた謙虚に・・・

では、業界を支える黒子なヒット食べ物のお名前から伺います。

どうぞ!
スノーマンきみぷちです。

きみぷち
キューピーの業務用ヒット食べ物がきみぷち。

パッケージの中には小分けにされたきみぷちがキレイに並んでいます。
使い方は取り出したらそのままトッピングしたいメニューにのせるだけ。

で、温めると・・・

温かい黄身が美味しそうに溶ける。

このきみぷち、大手コンビニはもちろん、スーパーのお惣菜や食堂などへ年間数千万個を出荷しているらしい。

売上げは全然謙虚ではない。

でもなんで、ただの卵黄、きみぷちがこんなに売れるのか?

実はそのワケは驚きの能力にありました。

きみぷちの能力を明らかにするため実験!
それを明らかにするためにこんな実験を。

普通の卵黄ときみぷち、両方を同じ条件でレンジで温める。

ではスタート!

3分間温めて・・・

フォークでかき混ぜてみると卵黄は固まっている。きみぷちはとろっとろ!


きみぷちの最大の特徴は、それは温めてもとろ~り感が維持されること。

でも、なんで固まらないのでしょうか?

それはきみぷちの驚くべき性質にありました。

きみぷちの驚くべき性質
実はきみぷちは・・・

卵黄風のソースに仕上げたタマゴ加工品。

きみぷちはただのタマゴの黄身ではなく、黄身のようなソースを固めたものなんです。

「わざわざこの(タマゴの)形にしている?」

ハイ!

念の為に加熱する前のきみぷちを味見してみると・・・

「食感は全然違うが味わっていくうちに生タマゴ。」

ただのタマゴじゃないけど、タマゴの味。

なんとも不思議にきみぷちですが、ではその材料は?

「中身は何なんですか?」

タマゴを主原料として油やゼラチンなどを配合。

「タマゴの主原料、油、ゼラチンと・・・」
タマゴ開発部の兒嶋高志さん、
など。

あんまりそこ(材料)は掘り下げて頂きたくない。

難しいのは温めた時にとろとろだけどタマゴの黄身の形ができるだけ崩さないようにすること。
ゼラチンなどの配合バランスをうまきう調整することで形を維持させることに成功させたそうです。
キューピーはきみぷち以前から業務用とろとろ商品を数々開発。

エッグベネディクトなどに使われる絶妙な半熟感がある商品に、ナイフを入れたら半熟感がとろ~りオムライス用タマゴなど、プロたちが使いたくなる業務用商品が1,700もある。



きみぷちはそんなタマゴの性質を熟知したキューピーだからこそ作ることのできた業務用ヒット食べ物なんです。

きみぷちでがっちり!




コメント