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格安スマホ
都内の家電量販店「ビックカメラ新宿西口店」で最近、売場を広げているのが格安スマホ。
格安スマホを構成する要素は2つ、格安SIMとSIMフリー端末です。
2016年3月末の時点で170社以上あるMVNO(仮想移動体通信事業者)と契約するのに必要なのが格安SIMカード。
格安SIMカードを使えば通信料は大手のスマートフォンで月額5,000円ほど掛かるのに対し、その半額以下に抑えることが出来ます。
通話料が高かったり、通信速度に制限があるなどのデメリットもありますが、その安さは魅力的だと格安スマホの利用者はいいます。
「格安スマホ」利用者
僕の場合は通信料が毎月1,000円いかない。何も知らずに高いお金を払っていたのがあほらしかったと思う。
SIMフリー端末
現在、通信大手3社のスマートフォンにはSIMロックという制限が掛けられていて、端末購入後の6ヶ月間は他社のSIMカードを使用することは出来ません。
そこで格安スマホを利用する際に注目されているのがSIMフリー端末。どの事業者の格安SIMも使うことができます。
その出荷台数は2013年度には11万台だったのが、今年度は260万台に達する見込みで、今後も右肩上がりで成長が予想されています。
今回はそのSIMフリー端末の人気ランキング。
SIMフリースマホのランキング
10位から5位までを見てみると1万円台で買える機種もランクインしています。
最新のiPhoneが安くても7万代であることを考えると格安といえるレベルです。
FREETEL
6位の「Priori3 LTE」。
販売するFREETELはMVNOであり、自らスマートフォンも開発する日本会社です。
そのFREETELの「SAMURAI REI 麗」が4位にランクイン。厚さはFREETELの製品で最も薄い7.2ミリ。
おしゃれ好きな若者を狙い本体はアルミの削りだし。5色のカラーバリエーションを揃えたことで女性客も取り込めたといいます。
「FREETEL」を展開するプラスワン・マーケティング株式会社の増田薫社長は、
「格安」という名前が、だいぶイメージを悪くしていると思うが、安かろう、悪かろうではなく、いいものをいい値段で提供する。
FREETELが12月22日に発売する「SAMURAI KIWAMI 極 2」は高性能が売りで価格は5万3,784円。ゲームなどの動作をより快適にするため、情報を処理するCPUを従来の8個から10個に増設しました。
ASUS
3位と2位は共に台湾メーカーのASUS。ASUSからは4機種がランクインしました。
3位「ZenFone2 Laser」
最新作「ZenFone3 Laser」、画面のサイズは5.5インチと大きくなり、より見やすくなって約3万円。
HUAWEI(ファーウェイ)
そして1位は中国「ファーウェイ」の「HUAWEI P9 lite」。
1,300万画素のカメラを搭載し、厚さは約7.5ミリ。それで約2万7,000円というコストパフォマンスの良さで人気を集めました。
そのファーウェイが、12月16日に発売する新製品、「HUAWEI Mate9(6万5,664円)」は20分でフル充電できるという急速充電や、「ライカ」と共同開発したダブルレンズカメラなどが売りで価格は約6万5,000円と安くはありません。
華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)の呉波副社長は、
日本のSIMフリー市場は「格安」だけで語れるものではない。低価格でも高価格でも消費者が求めるものを出すことが大事。
もはや安さだけでは語れない格安スマホ市場。今後、どこまで伸びるか注目です。
SIMフリースマホ・ランキング
順位 | メーカー | 機種名 | 販売価格 |
---|---|---|---|
1位 | ファーウェイ | HUAWEI P9 lite | 2万6,978円 |
2位 | ASUS | ZenFone3 Laser | 3万13円 |
3位 | ASUS | ZenFone2 Laser | 1万8,079円 |
4位 | FREETEL | SAMURAI REI 麗 | 2万4,613円 |
5位 | ASUS | ZenFone3 | 4万2,962円 |
6位 | FREETEL | Priori3 LTE | 1万2,517円 |
7位 | 富士通 | arrows M03 | 3万6,676円 |
8位 | ファーウェイ | HUAWEI P9 | 5万4,734円 |
9位 | ASUS | ZenFone Go | 1万9,990円 |
10位 | モトローラ | MOTO G4Plus | 3万5,337円 |
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