ネット通販大手のアマゾンは6月20日に新たに建設した西日本で最大規模の配送拠点をメディアに公開しました。
アマゾンの強みであるスピード配送を可能にしているのは何か、その舞台裏を取材しました。
アマゾン 西日本で最大規模!日本独自開発も…新拠点の心臓部
兵庫県尼崎市にアマゾンが新たに開設した巨大な配送拠点。広さは東京ドーム2個分以上と西日本で最大規模を誇ります。
最新技術を投入し、圧倒的な商品数と配送スピードを実現するアマゾンの心臓部。
その舞台裏にWBSのカメラが入りました。
アマゾンジャパン
オペレーション事業部
島谷恒平代表
世界でも最先端の仕組みで商品を棚に入れていく工程。
ポッドという黄色い棚、ドライブという青い動かす機械、それとこのステーション。3つ合わせてアマゾンロボティクス。
アマゾンの配送拠点ではランダムに置いた商品の位置をバーコードで管理。お客さんから注文が入れば必要な商品が入った棚をロボットが作業員の前まで運びます。
そして商品が棚のどこにあるかもライトで照らし教えてくれるのです。
正確さと効率を追求するアマゾン独自のシステム。
さらに今回完成したこの拠点ではカメラを活用することでバーコードで照合しなくても商品の位置を記録する新たなシステムを導入しました。
アマゾンジャパン
オペレーション事業部
島谷恒平代表
より間違いにくい、早く提供できる、そしてワーカー(従業員)が働きやすい。
3つが組み合わさって初めて意義がある。
さらに世界のアマゾンで唯一日本だけで導入している最新のシステムがこちら。複数の階にまたがる商品も自動で集めます。
番組スタッフ
なぜ他国では使わない?
アマゾンジャパン
オペレーション事業部
島谷恒平代表
日本特有の土地が狭い、高い、何層かのビルをつくらないといけない。
何層かの小さなビルで最大限の量を出したい。
最大限のの在庫を持ちたいという時に開発されたのが自動荷分けシステム。
こうした配送拠点を国内に20ヵ所以上も持つアマゾン。新たな拠点に加え、さらなる技術開発を図る物流の改革を目指す考えです。
アマゾンジャパン
オペレーション事業部
島谷恒平代表
まだまだ日本のビジネスの中でeコマースのシェアは大きくない。
「お客様が何を欲しがっているか」から逆算して全く新しいサービスや全く新しいロジスティクス(物流)の定義から外れたものなどが生み出されていく。