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[モーニングサテライト]【Marketリアル】日立”1兆円買収”キーマンが語る![株式会社日立製作所]

モーニングサテライト

毎週月曜日にお送りする「Marketリアル」。いまマーケットで起こっているリアルな事柄を番組キャスターが現場をリポートしながらお伝えします。

今回取材して企業は日立製作所です。

日立といえば電気業界で過去最大級といわれる1兆円規模の買収が大きく報じられました。この大型買収でマーケットも大きく反応しました。日立の株価は買収が明らかになったのと同時に急落しました。

日立はなぜこの巨額買収に踏み切ったのか、カギを握るのは「ルマーダ」という日立の戦略事業でした。

株式会社日立製作所

日立製作所
日立は、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。

日立製作所の東原敏昭社長、

本日の取締役会で米国シリコンバレーに本社を置くグローバルロジックを買収する事を決定した。

買収はルマーダを進化させ、グローバル展開を加速するために行う。

3月末、日立が明らかにした1兆円規模の巨額買収。

その相手はアメリカのIT企業「グローバルロジック」です。

2000年に創業し、企業向けのソフトウエアを開発。2021年の売上高見通しはおよそ1,300億円。

なぜ日立は買収を決断したのか。

東京駅の隣にオープンしたばかりの日立の新しいオフィスを訪ねました。

AIロボットに案内された豊島キャスターを待っていたのは・・・

日立の徳永でございます。

4月に副社長に就任したばかりの徳永俊昭氏。

日立のITセクターの責任者を務め、まさに今回の買収を主導してきたキーマンです。

会見の中で日立の課題をこう語っていました。

ITセクターの課題として大きいのはこれまでは国内中心に実績を残してきたがグローバルに事業のウイングを広げ、グローバルの顧客と一緒に「協創活動」を進める能力は不足していた。

海外展開に課題があるという日立のIT事業。グローバルロジックはそれを解決するカギとなるのでしょうか?

「1兆円を投じるグローバルロジックとは?」

全世界で400社以上の顧客をこの瞬間に持っていること。

もう一つが巨大なソフトウエア開発力を持っていて、従業員2万人のソフトウエア技術者を抱えている。

「本当に1兆円を払う価値はあるのか?」

きちんと株主価値に換えることができるよう経営を進めていきたいと考えている。

それだけの価値が十分にある企業を日立の仲間に加えることが決まった。

1兆円を掛けてでも手に入れたかった顧客リストとデジタル人材。

グローバルロジックのホームページを見ると顧客としてマクドナルドや通信社大手のロイター、そして半導体のクアルコムや北欧の通信機器大手ノキアなどが名を連ねています。

日立は買収をテコにした成長戦略を描いています。

今のルマーダ事業を一気に世界展開し、加速できると信じている。

1兆円を掛けた買収で狙う日立の世界戦略とは・・・

「ルマーダとは何か?」

Lumada(ルマーダ)=illuminate date(データを照らすという造語)。

経営課題を顧客と一緒に解決する日立のデジタルソリューション事業。

日立がこれまでの事業を通して培ってきたノウハウ、それをさまざまな業種の顧客企業とIoTで結びつけ、問題解決のためのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していくというビジネスがルマーダです。

そのルマーダが抱える課題がある過去の取材から見えてきました。

日立が推し進めるデジタルソリューション事業、ルマーダ。

1兆円もの巨額買収に踏み切った背景にあるものが4年前のロンドンからの取材から見えてきました。

たった今、黄色と緑の車両がパリ島駅に入ってきました。今日から営業運転を始めるということです。

ロンドンでお披露目された日立製の鉄道車両「CLASS800」。

この時、日立のものづくりはヨーロッパで圧倒的な存在感を示しました。

しかし、ものづくりを取り巻く状況は一変、いま海外市場では高度なデジタル技術こそが求められているといいます。

創業当時は新しい製品を提供することが社会への貢献につながったが、これだけ社会や経営の課題が複雑になっている中ではデジタル技術を使ってITとOT(制御)と製品を組み合わせ、ルマーダの力で顧客の課題を解決する、これこそが日立が進むべき道。

そこでルマーダについて具体的に見せてもらいました。

大型モニターに映し出されたのは日立の主力工場、大みか事業所です。

工場内に設置されたモニターをいるとグラフの青い線は生産計画、実際の生産状況が黄色です。

計画より60分遅れていることがひと目で分かります。これがものづくりとデジタル技術の融合、ルマーダによる生産現場の可視化です。

企業に対しては日立の研究所などにいるルマーダのスペシャリストがコンサルティングも行います。企業がどんな問題を抱えているのかをデータから分析するのです。

ルマーダの導入実績はすでに1,000件を超えていて、日立にとって収益の柱のひとつになっていますがその多くが国内事業。

今後の成長にとって海外展開の強化が課題です。

ルマーダの売上高は20年度の1兆1,000億円から21年度には1兆6,000億円まで増える見通し。しかし海外での売上比率は3割に過ぎません。

日立は買収をテコにこれを5割以上に高める成長戦略を描きますが果たして・・・

「一連のマーケットの反応には?」

今回のグローバルロジックの買収は日立のルマーダ事業を大きく加速する。

あるいは日立自身の変革を加速する契機になる。

推進する役割を担っていると考える。

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