週休2日から3日へと会社に縛られない働き方へのチャンジですが、終身雇用制度、こちらにも変化が起きているようです。
定年まで働き続けることにこだわらない究極のカタチを選ぶ人たちも出てきています。
若者が注目!「FIRE」とは…
都内にあるカフェの一画。20代を中心に若者が集っていました。
そこで話し合われていたのは…
FIREして時間とお金を夢のために使いたい。
本気でFIREしたい。
飛び交うのはFIREという言葉。
コロナをきっかえにFIREの気持ちが強くなった人いますか?
会社に縛られない!若者が注目FIREとは!?
都内のカフェ。20代を中心に若者が何やら話し合っていました。
いつまでにFIREしたいか、どんな状態でFIREしたいか。
FIREするために必要なこと?
「何の会?」
FIRE勉強会。アーリーリタイアを目指す会。
FIREとは「Financial Independence Retire Early」の頭文字を取った言葉。つまり経済的に自立し早期に退職することです。
不動産会社勤務の20代男性。
65歳、70歳までずっと働き続ける人生とFIREする人生。
どっちがいいかなと思ったときにFIREの方がいい。
鍼灸師の30代女性。
1つの会社でずっと長く働くビジョン持っている友だちが少ない。
FIREして自分の人生充実させると考えている人が増えてきている。
会社に縛られない究極のかたち"FIRE"。若い世代を中心に支持を集め始めています。
FIRE実現の若者に密着!何が必要?生活どう変わる?
千葉県に住む男性、友部さん(仮名・31歳)。
妻と娘の3人家族です。11月にFIREを実現しました。
気になるのはお金の問題。
今後、どう生活費を賄っていくのでしょうか?
投資している運用資産もある。
表示に連携できてない資産も300万円ぐらいあるので総資産は5,000万円ちょっと。
FIRE実現のカギを握るのは資産運用です。
会社員であるうちに給与の一部を継続的に投資に回し、株や投資信託などを購入。その運用益を中心に生活費のめどが立ったら退職するのが一般的だといいます。
食品メーカーなどで働いてきた友部さんが投資を始めたのが2014年。
夫婦で1,500万円ほどある年収のうち毎年1,000万円近くを投資に回してきました。
これは全部ふるさと納税。
日用品など制度でもらえるものはうまく使って支出を抑えている。
可能な限り節約することで使うお金は年間400万円ほどに抑えてきたといいます。
5,000万円を上回る資産とその運用益。
そこに趣味のYouTube投稿やブログなどから得られる副業的な収入を加えると仕事を辞めても生きていけると考え、FIRえに踏み切りました。
友部さんの生活はどう変わったのでしょうか?
午後3時半、スーパーで食材の買い出しです。
家に戻って夕食の準備。この日は鍋、慣れない手つきで包丁を握ります。
FIRE後は3食作るのが友部さんの役割です。
全然得意ではない。
めちゃくちゃ時間がかかる。もっとうまくなりたい。
午後5時半、3歳の娘を保育園に迎えに。
実は友部さんがFIREをい決断した最大の理由は子育てでした。
子どもの相手ができていなかったので葛藤があった。
親をこれだけ必要としてくれる時期はないので一緒に長い時間いてあげたい。
コロナ禍で子どもと接する時間ができたことで逆にその重要性に気が付いたといいます。
友部さんの妻。
ゆっくりする時間が増えた。
子どものためにもいい。
そして時間に余裕があるときはこんなことも…
卓球。
土日は混むが平日だとめちゃくちゃ空いているのでいつでも練習ができるのがいい。
共働きをしていた奥さんも現在FIREを目指していて、近く実現する予定だといいます。
「不安は?」
金融資産の下支えは安心につながっている。
「また働きたい」と思ったら働いてもいい。
その時々、家族の形に合わせて変えていけるという意味で柔軟性があっていい。
今はこれが幸せ。時間とか気にせず楽しめるのがいい。
パパがいてうれしい?
パパうれしい。