見て、食べて、遊べつ魚のテーマパークに行列が出来ています。
大起水産株式会社
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大阪第二の都市、堺市。
去年誕生したある施設に行列が出来ています。
子供も、大人も夢中で頬張るのはマグロ!
おいしいです。子供と一緒に楽しめるので。
大都市の真ん中で生のマグロが食べられる理由とは?
街のみなと まぐろパーク
去年8月、堺市の中央総合卸売市場の一画にオープンした「まぐろパーク」。
中に入ると産地直送の鮮魚が所狭しと並ぶな中、ひときわ存在感を放つのはずらりと並んだマグロです。
売り場の横に設けられたフードコート。
底に並ぶお客様のお目当ては…
生本マグロの握り寿司です。
大トロ、トロ、中トロ、赤みの握りに、鉄火が付いてお値段980円。
週末になると20人以上が行列を作ります。
おいしい。
これだけ食べると、ここは安いので助かります。
とろける。
もともと産地直送の鮮魚などを販売する200坪の店舗でした。
ピーク時は18億円ほど売り上げていましたが、11億円まで減少してしまいました。
そこでフードコートやマグロジェットに、フォトスポットまで面積を4倍に拡張し、マグロを売り物にした施設にリニューアルしました。
子どもを連れて来ても遊べるスペースがあるし、、ランチも安くておいしい。
そして、まぐろパーク最大の売りがこちら。
本日第1回目のマグロ解体ショーいきたいと思います。
60キロ以上の生の本マグロがお客様の目の前で豪快にさばかれていきます。
ピンク色の部分、これが大トロ。
普通でしたら1,500円。
お値段言います。1個300円。
ブロックで販売されるだけでなく、次々と握られ持ち帰り寿司のコーナーへ。
握りたてが飛ぶように売れていきます。
さらに厨房では骨についた中落ちをスプーンですくい、マグロ一本余すところなく食べ尽くされる。
この解体ショー、平日でも毎日開催されていて、多い日には20本以上も解体。
1億円以上売り上げる日もあります。
オープンから7ヶ月で1,200本以上のマグロが解体されました。
しかしこの施設、近くにマグロが水揚げされる漁港があるわけではありません。
それでもマグロを売りにするのには理由があります。
運営するのは回転寿司チェーン32店舗を展開する大起水産。
堺で1975年に魚の卸として創業した会社です。
大起水産の佐伯慎哉社長、
回転寿司などもやっているが「生・本マグロ」にこだわりを持っていて、市内のお客様にもとれたての魚を食べていただきたいと。
配送コストは掛かるものの、回転寿司で培った流通ネットワークを生かし、あえて都市部で勝負をかけたのです。
実は堺は大都市のわりに観光の目玉がほとんどない。
そこで創業の地に食のテーマーパークを作ろうとまぐろパークをオープンしました。
市場のイメージを大事にしながら盛り上げていこうと。
毎日、解体したマグロをその場で食べられる場所は市街地にはないので楽しんでいただければ。