愛知県岡崎市。
この小さな駅から歩いてすぐの場所に行列が…
1個食べたらおなかがパンパンになる。
「並び」がめちゃめちゃキレイ。
カラフル。
そのお目当てのものは一見普通のスーパーで売られています。
販売開始の午後2時になるとカゴを持ってスタンバイ。
お待たせしました。
そこにあったのは…
ダイワスーパー
[blogcard url="https://www.instagram.com/358daiwa/?hl=ja"]
ショーケースにぎっしり並んでいたのはフルーツサンドです。
みかんにシャインマスカット、そしてキウイなど15種類。
真っ二つに切ったフルーツを丸々一個使った豪快なサンドイッチです。
後ろまでフルーツがぎっしり。
あまりの人気にこの日は1人限定7個まで。
1個356円から高いものは1,490円もしますが飛ぶように売れていきます。
全部自信があります、全部おいしいです。
大山皓生社長
このフルーツサンドを開発したのは大山皓生社長(25歳)。
1年ほど前、48年続くこのスーパーを祖父から引き継ぎました。
だが当時、店は赤字状態。近隣のスーパーも次々に閉店していきました。
大手スーパーが出てきて、値段でみんな勝負にでてしまった。
同じ土台に立っても勝てっこない。
「何か違うやり方を」と考えた。
そんな時に思いついたのがフルーツサンドでした。
フルーツサンド
生クリームを塗った食パンの上にフルーツを豪快に乗せていきます。かなり贅沢な一品です。
一体なぜフルーツサンドに目をつけたのか?
ネギやダイコンを70円、80円で仕入れて98円で売る。
18円、20円の利益しかでない世界。
どうやって、これからやっていけばいいんだろうと…
薄利多売の商品ではなく、単価の高いフルーツにさらに付加価値を付けたサンドイッチにして利益率の高いビジネスを生み出したのです。
おもてなし
お客様へのおもてなしも豪快です。
お待ち頂いている間にスカイを食べましょう。
買うと2,000円以上はする大きなスイカを並んでいるお客様に振る舞い、スイカを食べられずガッカリしている子どもにはなんとメロンまで。
さらに、
このサンドイッチをかけてジャンケン大会をします!
勝った人は一番高い1,380円の高級マンゴーサンドをこの場で食べられます。
勝ったのはこの男性。
とろける。甘い。
1,380円の価値はありますか?
めっちゃある。安いくらい。
マンゴーでしょ。
これを見ていたお客様、ついつい高いマンゴーサンドを買いたくなってしまう。
先ほどジャンケンで勝った男性も、
10,044円お願いします。
フルーツサンドを2人で14個も購入。
ちょっと買い過ぎちゃいました。
860個用意したフルーツサンドは4時間で完売しました。
豪快にお客様を楽しませ、豪快に売る店には今日もファンが増えていきます。
周りの人は面白そうだなって応援してくれる。
100億円企業まで成長させたい。