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[WBS][コロナクライシス トップの決断]激変に挑むビール会社![アサヒグループホールディングス株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

シリーズ「トップの決断」です。

新型コロナで打撃を受けているビール業界では、いま大きな変革が求められています。

アサヒグループホールディングスの小路明善社長が新たな戦略と未来について語りました。

アサヒグループホールディングス株式会社

アサヒグループホールディングス
アサヒグループの原点は、「お客様の満足」です。お客様に「うまい!」をお届けするために、品質の追求や自然環境の保護について、様々な取組みをしております。社員ひとりひとりのモノづくりへの想いをお伝えしたい。

東京スカイツリーを間近にのぞむ大衆居酒屋「加賀屋」。

オープン前、男性が訪ねてきました。アサヒビールの営業担当者、本田健太郎さん。

すると店長にビールを注いでもらうように頼みました。

きれいなビールを出してもらううえで洗浄が一番大事。

毎日本当に洗浄しているかを一度抜き打ちでチェックする。

アサヒがいま強化しているこの「うま樽」活動。飲食店に出向き、ビールサーバーのメンテンナスやグラスの洗い方などについてアドバイスするものです。

お客様が外食をしたいという欲求はこれからさらに増すと思う。

きっちりと飲食店に対して準備をしていく。

より美味しいビールの提供へ動き出したアサヒ。

ビールをイメージした本社ビルの最上階で逆境をチャンスに変える大きな決断をしたトップに迫ります。

「宴会の需要が消滅してしまった?」

アサヒグループホールディングスの小路明善社長、

去年の飲食店専用の樽生ビール、4月は約8割減という状況。

ことしも1月は7割減。

もちろん飲食店が非常に困っているわけだが、その影響で樽生ビールも大きく減少した。

コロナ禍の直撃を受けたビール大手の業務用販売。特に飲食店向けの販売比率が他社よりも高いアサヒには痛手となり、去年販売量シェアは11年ぶりにキリンに首位の座を奪われました。

「ローカル(国内)の戦略は変わっていくか?」

私がビール会社の社長をやって、2014年からボリューム競争、ボリュームの発表をやめていかないかと提唱してきた。

小路社長が目指したのは販売シェアではなく商品の価値での競争。

それを象徴する商品が・・・

先月トレンドたまごで紹介した泡が自然と湧き出る缶ビール。

缶の内側に特殊な塗料が焼き付けられていて目に見えない細かな凹凸で泡を発生させる仕組みです。

そこには・・・

飲む以外の楽しみは何か。

開ける・泡が盛り上がるところを見る。こういった楽しみも同時に提供していこうと。

変化対応力よりも変化想像力が重要だと感じた。

また今月末には0.5%という低いアルコール度数が特徴のビールテイスト飲料も発売。多様化する家飲み需要に対応する狙いです。

経営の変化が求められる中、小路社長が下した大きな決断は社長の交代でした。

3月25日、勝木敦志専務が社長に就任し、小路社長は代表権のない会長になります。

「このコロナの環境下でトップ交代をよくしましたね」と言う人がいるが、私は環境変化があるからトップ交代をする・しないという判断ではなく、事業あるいはグループが大きな転換点にあるかどうかがトップを交代するか、新経営体制に移るかという判断に基づいている。

ホールディングスの社長に就任した2016年以降、2兆円以上投じてヨーロッパやオーストラリアなどの企業を買収してきた小路社長。

ビール事業は世界3位の規模に成長し、海外での酒類と飲料の利益は全体の半分近くに上ります。

海外拠点での事業拡大を推し進め、企業の転換を図るため海外事業に精通する勝木さんに社長のバトンをつなぐのだといいます。

「日本経済は回復するか、下がり続けるか?」

ワクチンの拡大と新しい生活様式の定着でコロナが収束に向かい、経済は回復するという見立てです。

海外事業拡大の志を後進に託し、トップとして最後に伝えたい思いとは・・・

マーケットは全世界。

世界に目を向けることは国内に目を向けないことではない。

世界の戦略あるいは様々な異文化・考え方を日本にローカライズして、それが生活や得意先、企業にプラスにしていこうと。

常にどんな環境にあろうともトップは立ち止まってはいけない。

前を向いて半歩でも一歩でも踏み出していく。

こういったことを私自身にもグループ社員全体にも一番強く伝えたい。

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