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[WBS]プラスチックの代替品にも!「竹」から作る新素材[株式会社アミカテラ]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

一見するとプラスチックのようですが、実は竹からできています。

世界的な環境意識の高まりでプラスチックに代わるさまざまな素材が出てきていますが、将来竹もその主役のひとつになるかもしれません。

古くて新しい素材!?脱プラスチックに竹活用

熊本市の中心部から車でおよそ30分。

住宅街の先に現れたのは鬱蒼と生い茂る竹林。その竹やぶの中に入っていきます。

熊本県森林組合連合会、井野道幸さん。

竹は5年から6年で枯れてくる。

足元には枯れて倒れた竹が・・・

こっちが手付かずで放置された竹林。

裏山の急斜面に竹があると崩壊を引き起こしやすい。

木に比べて竹は地中に伸びる根が浅いため枯れると地滑りの危険性が高くなるといいます。

去年7月、熊本県内の放置された竹林で土砂崩れが起きました。

さらに・・・

足跡がくっきり残っている。大きい足跡。

イノシシの足跡です。

放置竹林の整備活動を行う藤井由幸さん。

放置竹林がイノシシのすみかや餌場になり、人里に進出する経路になっている。

イノシシによる獣害の発生も放置竹林が一因。いま日本各地で放置竹林が大きな問題となっています。

国は補助金を出して伐採をしていますが、有効な使い道がないのが現状です。

建築材料にも、燃料にも使わない。

毎年竹が出てくるのでうまい使い道がないか。

放置竹林の活用に動き出した企業があります。

ベンチャー企業「アミカテラ」の増田厚司さん。

こちらが工場です。

9月に稼働を始めたこの工場「アミカテラくまもと益城工場」。

粘土のようなものを水の中でどんどん伸ばしていきます。一体これは?

竹を主原料としたストローをつくっている。

砕いた竹を原料に使った"ストロー"。

すでにワタミなど多くの飲食店で使われています。

これが原料。竹を砕いてから固めたペレットです。

実はこれ・・・

台湾から原料を入れている。

原料のペレットは台湾で製造。

増田さん、ストローだけでなく、台湾でこのペレットを使いさまざまな竹製の食器を開発しています。

最初の頃はちょっと触っただけでポキポキ折れた。

今はこういう状態で技術改良が進んで折れない。

竹の活用技術を開発する台湾の現場に向かいました。

台湾には竹産業の長い歴史があります。

例えば高速道路のサービスエリアを訪ねると・・・

中では食事をしています。注文したのは牛肉をじっくり煮込んだ台湾の国民食「牛肉麵」です。

注目はこの食器、実は竹で作られています。

とてもいい。プラスチックごみが問題になっているから。

耐久性はプラスチックと変わらず、電子レンジでも使用できるといいます。

竹製の食器を作ったのがイーソン量子繊維の王正雄さん。

増田さんと20年近く竹の素材開発を続けてきたパートナーです。

竹繊維は抗菌性の材料と言われ、体にやさしいだけでなく、環境にも害がない。

竹のペレットを作っているのがこの工場。工場にカメラが入るのは初めてです。

王さんが見せてくれたのは・・・

これが竹を粉にしたもの。

竹の粉にでんぷんなどを独自の配合技術で混ぜ合わせ、特殊な加工装置でペレットにします。

植物由来のため容器をそのまま土に埋めてもバクテリアによっておよそ2年で分解するといいます。

この技術で日本の竹を使ってペレットを作ろうと増田さんと王さんは考えているのです。

今月始め熊本の竹林に増田さんの姿がありました。

結構いい竹が生えている。

来年1月からいよいよ日本の竹を使ってペレットを製造する工場を稼働させる予定です。

住友商事やハウス食品グループ本社など大手企業も出資。プラスチックに代わる素材として期待が集まっています。

日本全国、ましてや九州地区にはものすごい量の竹がある。

脱プラスチックの問題も解決していき、放置竹林の問題も解決するという療法の目的で前に進んでいく。

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