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[モーニングサテライト]【欧州グリーン革命】「脱プラ革命」新たな取り組み

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シリーズ「欧州グリーン革命」。

レジ袋の有料化や紙ストローの利用が早くから始まっていた脱プラスチック先進国のイギリスで、脱プラ革命ともいえる新たな取り組みが始まっていました。

イギリス "脱プラ最前線"

全て量り売りの店

イギリス・ロンドン。

いまプラスチックごみを減らす脱プラを進めるスーパーが増えています。

大手スーパーの「M&S」では…

ロンドン支局の中村航記者。

大手スーパーの売り場の一画を見てみるといろいろな商品が量り売りで買えるようになっています。パスタやコーヒーなどが置いてあります。

「FILL YOUR OWN(フィル ユア オウン(自分で詰める))」量り売りコーナーです。

2年前に始まり食材など60種類が売られています。持ち込んだ瓶の容器などに詰めて重さを測るとバーコードが発行されて会計する仕組み。

しかし、脱プラを目指すコーナーの真横にはプラスチック容器に入った食材が多く並んでいます。

大手企業の完全な脱プラはこれからのようですが、脱プラ革命の先端を行く店「バルクマーケット」もあります。

ここでは店のほとんどの商品が量り売りされているのです。その数800種類以上。

ロンドン支局のテシ・リッゾーリ記者。

パスタ、さまざまな種類が置いています。

置いてある紙袋を使っても、持ってきた容器でもOK。

このお客様は持参した容器に塩を入れています。

ミルクも瓶で必要な分だけ購入し、ほかには豆腐や冷凍食品も量り売りです。

さらにこちら容器に詰めているのは洗剤です。

4年前にこの店を開いたイングリッド・カルディローニさん。当時はまだロンドンにこうした店がなかったといいます。

完璧ではなく、いろいろなことをしなくても小さな一歩からでいい。

小さいことをみんながやれば世界を大きく動かせると思う。

イギリスではこうした完全脱プラの店が400店舗にまで増えています。

消費者の反応は…

確かに値段だけ考えると少し高い。でも全体を見た方がいい。

使い回しの容器で小分けだから無駄なお金を使わず節約できる。

食べる容器とは

さらにイギリスには脱プラ革命を進める最新技術もあります。

ロンドンに本社を構えるノトプラ。ノット プラスチック、プラスチックではないという意味です。

こちらの製品、透明なフィルムに飲み物が入っています。

プラスチックに見えますが、そのまま頬張ります。

不思議な触感です。冷たいのが口の中でバッと広がるので気持ちい感じです。

液体を包むフィルムごと食べられるのです。

その秘密は原材料。海藻でできています。

食べられる上、もし捨てても土に帰るためプラスチックの代用品として注目されています。

ロンドンマラソンで3万個以上配った実績もあります。

製造現場はこの奥ですが残念ながら企業秘密とのこと。

開発したノトプラのピエール・パスリエCEO。人工的な果物を研究する過程で海藻でつくる容器が生まれたといいます。

使っている原料には海で1日1メートル成長する海藻もある。

しかし、食べ物などに使われたり、たまに化粧品や農業関係で使われる以外、海藻はこれまで工業製品としてほとんど使われてこなかった。

ノトプラはレストランのデリバリーボックスや食品の調味料入れなど多くの分野に海藻でつくる容器の技術を広げています。

環境投資の盛り上がりを受け大手との連携も始まっています。

多くのブランドと今後、プラスチックを置き換える取り組みで連携している。

「ユニリーバ」や英国の飲料「ルコレード」など、他にも公表できない連携もある。

ゴールは相談してくるあらゆる相手に環境負荷がない容器を提供することだ。

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