[WBS] 「冷凍ギョーザ」発売から45年・・・世界に向けレストランを出店!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

誰もが知っているロングセラー、いわゆる定番商品に異変が起きているという話題です。

「カール」「サイコロキャラメル」「バブリシャス」といずれもお馴染みのお菓子の定番商品です。実はこれらは2016年から2017年にかけて販売を終了した商品です。

49年間、半世紀近く発売された「カール」は2017年5月に東日本での生産・販売を停止すると発表され大きな話題になりました。

ほかにも「サイコロキャラメル」は89年、バブリシャスは37年と、いずれも長年売れていた商品ですが、いつの間にか店頭から姿を消している状況です。

このように定番といっても安泰と呼べない時代ですが、それでも新しい商品がなかなか出にくいなかで定番商品の知名度は企業にとっては貴重な財産です。

そこで定番商品で新たなお客様を呼び込んで再び成長させようと各社が知恵を絞っています。

味の素冷凍食品株式会社

東京・赤坂。

ここにある定番商品を扱うレストラン「GYOZA IT.」がオープンします。

餃子です。しかも冷凍。

このレストラン、冷凍ギョーザでお馴染みの味の素が手掛けています。

特徴は5メートルの巨大な鉄板。カウンター越しで焼くことで見た目や音、香りなどでお客様にアピールします。

スタンダードな「GYOZA」は6個で400円。

市販の商品とは中身を変えているほか、マスタードやトリュフ塩など独自の調味料で食べてもらうことで差別化を図っています。

シャンパンやワインも提供。

味の素冷凍食品の吉峯秀虎社長、

レストランというのはシェフがいるのでいろいろなものを足すことができる。

それに合ったギョーザをここでは提供する。家庭とは違うものを提供する。

焼き餃子

本場中国では餃子といえば水餃子。焼き餃子は日本で独自に進化した料理です。

家庭用の冷凍ギョーザの発売から45年、味の素がこのレストラン出店の先に見据えるのは海外です。

16カ国の言葉が通じるスタッフを置いた。

日本に来る人の一番の目的が食を楽しむことだが、その中にまだ10位に餃子が入っていない。

味の素は訪日客などをターゲットに期間限定で駅のホームに餃子を楽しめる店を出すなど海外戦略に力を入れています。

海外に餃子というのがもっともっと大きくできるキーコンテンツの一つ。

成長の余地はすごくあると思う。

日本コカ・コーラ株式会社

一方、日本コカコーラが9月4日に発売したのが「ファンタふるふるシェイカー」。

発売から59年を迎えるファンタの新商品です。

いなげや東村山市役所前店の山崎毅店長は、

昔から認知されているファンタ。購買動向からすると非常に期待が高い商品。

なんと炭酸飲料なのに振って飲むという常識を覆した商品です。

試飲をした丸太佳奈記者は、

不思議な食感です。なかのゼリーが非常にシュワシュワして美味しいです。

振ると缶の中のゼリーが砕けて、とろみのある炭酸ゼリー飲料として飲むことができます。

実は2008年から2012年まで販売していた商品の復刻版。

炭酸飲料の市場は商品の入れ替えが激しく一度は販売を停止しましたが、最近セリー系飲料の需要が高まったことから再販となりました。

お客様の反応は、

昔のを知っている。新しい感じがして楽しく飲んでいた気がする。

懐かしい。10年ぶりとか。買いたいな。

売り出したのはファンタの王道、オレンジとグレープ味。

懐かしの味で当時のティーン層を呼び戻すことが狙いです。

日本コカ・コーラ マーケティング本部フレーバー炭酸、島岡芳和ディレクターは、

ある程度、年齢が上がるとファンタを離れる方もいる。

人気の製品を導入することで久し振りにファンタを試してみて、さらにいろいろなフレーバーを楽しんでもらうきっかけになるかなと。

ファンタは発売から59年間、デザインを少しずつ変え、主に中高生を中心に販売をしてきました。波はありつつも新商品投入の効果もあり2016年に比べ2017年の販売数量は9.3%増加しました。

なかでも好調だったのが2017年2月に発売をした「大人のファンタ ピーチ」です。この秋には第二弾を発売をして昔、ファンタを飲んでいた世代にアピールします。

ファンタはお客様に驚きと楽しさを伝えていくブランド。

いろいろなイノベーションを生み出していきたい。

アサヒビール株式会社

定番商品の成長戦略はアサヒビールでも行われています。

発売から約20年、カクテルパートナーの新商品、ハロウィン限定仕様です。

缶を合わせるとお城が登場。見た目で楽しませます。

さらに、鈴木智也記者は、

混ぜると何が起こるということで、さっそく試して見たいと思います。

色が変わりました。オレンジ色に色が変わりました。

ハロウィンカラーで気分を上げます。

そして味にも変化が起こります。「シャルドネ」と「ピンクグレープフルーツ」を混ぜると

ライチのような味に変わりました。

この体験型商品を消費者にどう伝えようというのでしょうか?

マーケティング担当の山田知人さんが提案したのは、

昨年にない取り組みとしてポップを使い店頭で伝えていきたい。

新商品の楽しみ方を目立つポスターにして売り場に設置しようというのです。

営業担当者の渋谷裕美子さんは、

非常に効果的かなと思ったし、これを大々的に売り場に付けたい。

実はアサヒビールの缶チューハイ全体の売上は好調ですが、カクテルパートナー単体では苦戦が続いています。

そこでこれまでの30~50代の顧客層に加え、ハロウィンに親しんでいる20代の若者などを新たに開拓する狙いです。

ハロウィンや期間限定商品を通じて伝えることでブランド活性化をしていきたい。