海外旅行の中でも人気の高いハワイですが、2019年からホノルル行きの空の旅が新しくなりそうです。
全日本空輸は日本の航空会社としては初めて、航空機大手エアバスの超大型機「A380」を購入して2019年の春から東京~ホノルル線に投入します。
今回、その組立現場を日本のテレビとしては初めて取材しました。
エアバス・ジャパン株式会社
[blogcard url="http://www.airbusjapan.com/"]
フランス南部にあるエアバスの本社工場。
中に入ってみると、そこには巨大な胴体が…
A380
エアバスが誇る世界最大の超大型機「A380」です。
最大の特徴はその収容人数。
総2階建てで座席を全てエコノミーにすれば853人を運べます。
これは今までの大型機と比べても1.5倍以上の収容人数だといいます。
豊島晋作記者、
見えてきました「ANA」のロゴの入った白い垂直尾翼。大きいですね。
さらに、
こちらが組み立て前の主翼です。非常に大きくて長さ30メートル以上あるでしょうか。
これは全日空が発注した機体の主翼です。
さらに組み立てが進むほかの機体では…
こちらがコクピット部分ですね。
大きな機体を操るのはこの小さなサイドスティック。
コックピットの真下では飛行を制御する機器の取り付けが進んでいます。
ここが飛行機の「頭脳」。
機体の電子制御はすべてこれらの機械が行う。
カタログ価格は1機約500億円。
全日空は合計3機を購入し、2019年から東京~ホノルル線に投入します。
全日空への引き渡しは2019年春の予定です。
増え続ける世界の旅客需要に対応できると期待されたA380。
ただ現在の受注数は伸び悩んでいます。
「予想よりも売れていないという指摘があるが?」
エアバスのサニー・グラグニ氏は、
世界の旅客機の利用者は過去15年で倍増していて、今後15年でさらに倍増すると言われている。
実際、混雑が深刻なロンドンのヒースロー空港ではA380の就航以来、離発着の回数は一定ながら旅客数は200万人以上も増えています。
滑走路の数が限られている日本の空港でも同様の効果が期待されるといいます。
日本の羽田や成田空港も混雑していて、もはや限界に近い。
こうした世界の空港の混雑に対応できるのはA380だけ。
三菱航空機株式会社
[blogcard url="http://www.flythemrj.com/j/"]
現在、イギリスのファンボローで開かれている世界最大級の航空ショーです。
つい先程、日本の三菱航空機が製造したMRJがデモフライトを行い実質的な世界デビューを果たしました。
世界的な航空ショー段階での飛行は初めてとなります。
7年という納期の遅れを挽回できるのか、海外への売り込みはこれからが正念場です。