
アメリカをはじめ世界でいま景気後退の懸念が広がっています。
アメリカ メタ大幅減益
株価一時20%下落
世界経済はこのまま後退に向かうのか、その足音はこの企業からも…
メタ
ザッカーバーグCEO

この世界に来る?
まずは服を決めないとね。
今からちょうど1年前の2021年10月28日、仮想空間メタバースの可能性にかけ、「メタ」に改名した旧フェイスブック。
新たな社名で挑んだ1年でしたが、10月26日に発表した決算は散々なものでした。
今年7-9月期の純利益は1年前に比べてほぼ半減し、およそ44億ドル。日本円で6,400億円でした。
その結果、メタの株価は時間外取引でマイナス20%と大きく下げました。
背景にはメタバース事業に巨額の投資を続けていることなどもありますが…
中垣正太郎キャスター

メタが手掛けるSNS「Facebook」です。メタの売り上げの柱はインターネット広告事業ですが、売上げは前の都市に比べて4%ほど減りました。
広告事業が低迷しているのはメタだけではありません。音楽配信のスポティファイやユーチューブなども広告事業の不振を明かしています。
専門家は…
マーケットアナリスト
豊島逸夫氏

来年のアメリカ経済は不況がほぼ間違いないだろうと。
マーケットも覚悟している。
こういう状況の中で企業の広告料は真っ先に削られる。
象徴的な出来事、動きとして指摘できると思う。
ヨーロッパにも不安材料
金融大手9,000人リストラへ
そしてアメリカ以上にアメリカ以上に景気減速が懸念されている地域があるといいます。
マーケットアナリスト
豊島逸夫氏

アメリカ、中国、ヨーロッパを比較すると最も悪いのはヨーロッパ。
すでにインフレと景気後退が進むスタグフレーションです。
こうした中、注目されたのがスイスの金融大手「クレディ・スイス」です。
長年、富裕層に向けた資産運用などが強みでしたが、10月22日に発表された今年7-9月期の決算で最終損益はおよそ6,000億円で4四半期連続の赤字となりました。
去年、アメリカのヘッジファンド「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」との取引で生じた巨額の損失、およそ7,500億円に達しました。
こうした状況が尾を引き、株価は年初来に比べおよそ半分に下落。経営の先行きに対する懸念が強まり、投資家からは対応を誤れば世界不況のきっかけになるかもしれないという声も上がっていました。
こうした中、注目されたのが決算と合わせて発表された新たな経営計画。
稼ぎ頭であった証券化事業を売却し、さらにおよそ9,000人をリストラすることなどを発表したのです。
マーケットアナリスト
豊島逸夫氏

銀行の経営不振、老舗銀行の経営不振があらわになった。
これは景気減速の象徴的な出来事で、次はどこに隠されたリスクがあるのか、そういう意味で市場は戦々恐々な状況に今後なっていくと思う。