
EV(電気自動車)の今年度上半期の販売台数は1年前と比べて3倍と大きく伸びています。こうした中、課題となっている充電器の設置でパナソニックがシェアリングサービスを始めると発表しました。普及の起爆剤となるのでしょか。
パナ"充電器シェア"開始へ
EV普及の起爆剤になる?
パナソニック
大瀧清副社長

EV充電のインフラを整備し、活用しやすくすることが極めて重要。
10月24日にパナソニックが発表したのはEV充電器のシェアリングサービス。
EV充電器を設置するオーナーを11月から募集します。
藤田拓也記者

こちらの充電器をスマホアプリで読み込むと自由に充電ができるようになります。
EVを充電したいユーザーはスマートフォンのアプリを使ってEV充電器を予約。マンションやコインパーキングなどで充電器を管理しているオーナーには利用料が支払われ、充電器を貸し出す仕組みです。
アプリを開くと近くのEV充電器のスポットが表示され、利用する時間を指定。EV充電器のQRコードを読み取って承認されれば、EV車に充電できます。
決済はみずほ銀行がシステムを提供。万が一の事故やトラブルに備え損害保険ジャパンが専用の保険を提供します。
パナソニック
玉川篤史さん

2030年以降、きちんとEV充電器のインフラが整っていることが重要。
5年、6年、7年、10年と長いスパンのビジネスを考えている。
"軽EV"で充電器の需要アップ
一方で国の補助金が…
国内に設置されたEV充電器の数はここ5年ほどおよそ3万器と横ばいの状態が続いていましたが、ここにきて急速に需要が高まっています。
充電器を設置する事業を4月に始めたベンチャー企業「テラモーターズ」では…
テラモーターズ
徳重徹会長

始めたときは4人で今40人。来年3月末までに100人体制にする。
事業部を急拡大しているというテラモーターズ。主にマンション向けに充電器の設置サービスを展開。半年間で契約したマンションは280棟に上ります。
好調の理由は…
テラモーターズ
徳重徹会長

日産と三菱が出している軽自動車が予想以上に売れている。
従来のEV購入者は東京の一部の富裕層のみだったが、全国の普通の人でも買えるようになったのは大きな変化。
6月に発売された日産のSAKURAなど手頃な価格の軽EVの登場が充電器の需要増加を後押ししています。
しかし、設置にブレークが掛かる事態も…
テラモーターズ
徳重徹会長

われわれ契約的には28件あったが半分も国の補助金が取れなかった。
充電器設置の補助金として国が組んだ予算65億円が期間途中で上限に達したため急遽自治体の補助金などに切り替えるなどして対応しています。
テラモーターズ
徳重徹会長

今の状態だと来年、充電器の設置はもっと加速すると思う。