グラフをご覧ください。これは飲食業のアルバイトの平均時給の推移です。
新型コロナウイルスの影響でガクンと下がり低迷していましたが、経済の再開に合わせて急回復し、10月は過去最高となりました。

時給アップの背景にあるのが人手不足です。
過去最高水準の時給でもアルバイトがなかなか集まらないという飲食店も多く、店側は人で確保のためのさまざまな方策を打ち出しています。

株式会社TOKUCHI
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長い間、休業や時短営業を強いられてきた飲食業界。先月、規制が解除され客足が戻っています。

根室食堂を展開するTOKUCHIの平山徳治社長。
全体的なバランスとしてはコロナ前のお客様の数に匹敵するくらい来ている。

こちらの居酒屋は先月1日から酒類の提供を再開。営業時間も元通りになり表情は明るいかと思いきや…
コロナ前は16人いたスタッフも緊急事態宣言解除後は2人しかいなかった。

そこから躍起になって探したので四苦八苦した。

予約の数も軒並み増えてスタッフはまだ足りない状況。

アルバイトの時給を上げてもなかなか人が集まらないという新たな悩みを抱えていました。

飲食店の多くが同じ様な問題を抱える中、それを解消するためのユニークな試みも。

お待たせしました。

料理を運んだり、テーブルを片付けたりしているこちらの女性。突然、仕事中にも関わらず唐揚げをパクリ、ドリンクも飲み始めました。
実はこの女性はこの店のお客様。料理やソフトドリンクが2時間無料になる代わりに合間を縫って店の手伝いをするという1日1人限定のプランに参加していました。


楽しかった。店作りに加わるみたいなことがいい。

お客様も店もWinWinとなるこのプラン。しかし、曾店長の真の狙いはその先にありました。
肉汁水餃子 餃包 六本木交差点店の曾茂店長。
根本的な人手不足の解決はこのサービスだけでなると思っていない。

お客様から働いてくれる人が多いので、自然と「うちで働きませんか」と会話もできるようになっている。
