
コロナ禍でテレワークなどが進む中、東京都内の一等地でもオフィスの空室が増えてきています。ところがいま大規模なオフィスビル開発が相次ぎ、完成はいずれも来年です。2023年問題とも言われ、オフィスビルの増えすぎが懸念されています。そうした中、三井不動産は9月15日に東京・八重洲に来年開業するオフィスビルを公開しました。一体どう差別化を図ろうとしているのでしょうか。
出前ロボットにジムまで
最新オフィスビル公開
中垣正太郎キャスター

JR東京駅前にできたのが東京ミッドタウン八重洲です。きょう内部が報道陣に公開されるということで取材に行ってきます。
来年3月に全面開業する東京ミッドタウン八重洲。地上45階、地下4階のビルの中には飲食店街のほか、日本各地に行く高速バス乗り場の都内最大級のターミナルが入っています。
そして、オフィスエリアでは最新の設備が公開されました。
中垣正太郎キャスター
顔の付いたロボットが3台いますがこれは何ですか?

三井不動産
山口周平さん

オフィスワーカー向けのデリバリーロボット。
通常、大規模オフィスではフードデリバリーを頼むとロビーまで取りに行かなければなりませんが、このロボットが注文した人まで運んでくれます。
また、館内にある扉は顔認証で開き、エレベーターのボタンはホログラムで非接触となっています。
次に中垣キャスターが案内されたのは一般的なオフィスにはない設備。
三井不動産
山口周平さん

テナント専用フィットネススペース。
都心のど真ん中の24階の高層ビルにこういうスペースがあるのは貴重。
そのほかにも入居企業が自由にラウンジも設ける予定です。
実際に同じような施設があるオフィスビルを訪ねるとオフィスワーカーが昼休憩にジムを利用していました。
ジムの利用者

いま昼に来ているが午後、頭と体がリフレッシュして会議などに集中できる。
三井不動産は付加価値をつけたオフィスビルを運営することで入居率を高めたい考えです。
三井不動産
ビルディング事業三部
藤井拓也部長

ワーカーはどんなオフィスなら行きたくなるか。
常々考え続けてきて一つの答えがこちら。
変わる働き方で空室も…
オフィスビル「2023年問題」
ただ、働き方が変わったことで最近は都内の一等地でも空室が…
にもかかわらずオフィスビルの建設が相次ぎ、来年には倍に。いわゆる2023年問題です。
さらに2025年にも多くの大規模オフィスが相次いで竣工します。
専門家は…
アイビー総研
関大介代表取締役

大企業を中心にテレワークが進んでいる中で大量供給を迎えるのは不動産業界として初めての事態。
「立派なビル」だけでは、これからはテナントを誘致しにくい状況になる。
供給過剰ともいわれる中、開業を迎える東京ミッドタウン八重洲。三井不動産の勝算はあるのでしょうか。
三井不動産
ビルディング事業三部
藤井拓也部長

コミュニケーションの活性化や、それに基づいたイノベーションの加速はリアルの場でないと実現できないものが数多くあると思っている。
われわれがマーケットを作り出していく感覚でいる。