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[WBS]多目的スポーツ車!競争激化で各社の戦略は…?[マツダ株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

9月15日にSUBARUが発表した新型モデルのSUV(多目的スポーツ車)。SUVは普段使いからレジャーまで幅広い用途で使えることから各社が主力車を次々に投入しています。SUV市場の競争が一段と激化する中、各社の戦略とは…

人気SUVを各社が投入
大排気量&低燃費をアピール

SUBARUが9月15日に発表した新型SUIV「クロストレック」。SUBARUの主力車種「XV」を5年ぶりに全面改良しました。

運転を支援するカメラの台数を増やすなど安全性を高めたことが強みだといいます。

一方、マツダが9月15日から発売を始めた新型SUVが「CX-60」です。

6月に受注を開始、これまでに毎月2,000台の販売目標を大きく上回るおよそ9,000台を受注しました。

その最大の特徴が…

CX-60開発担当
マツダ 商品本部
和田宜之さん

ディーゼルエンジンを大排気量化。新しい時代のマツダを象徴する技術の塊。

新型車が搭載するのは新たに開発した排気量3.3リットルの大型ディーゼルエンジンです。

環境に配慮するためエンジンの排気量は少なくする傾向にある中、その流れに逆らう狙いは…

CX-60開発担当
マツダ 商品本部
和田宜之さん

マツダの中で一番小さいCX-3、1.8リットルのディーゼルより良い燃費が出る。

マツダで一番小さいSUVの車「CX-3」、排気量は1.8リットル。車体の重さは1.3トンです。

一方、新型車は排気量も車体の重さも小型のSUVの2倍ほどあります。

しかし、実際に走行して比べてみると、同じルートを2度走って計測した結果、燃料1リットルあたりで走れた距離は小型車が19キロ、一方、新型車が22キロと小型車を上回りました。

なぜ燃費が良いのでしょうか。

マツダ
エンジン性能開発部
志茂大輔さん

排気量を増やした分を全部トルク(出力)にするのではなく、出し過ぎないように抑えると燃費を理想の燃焼に近づけられる。
排気量を大きくした分の半分は燃焼の理想化に使った。

車の出力をあえて抑えることで燃費に優れたエンジンが開発できたといいます。

CX-60開発担当
マツダ 商品本部
和田宜之さん

上りでもストレス無く普通に走って行ける。

番組スタッフ

燃費にも貢献?

CX-60開発担当
マツダ 商品本部
和田宜之さん

踏みすぎて戻してという無駄な動きもなくなる
決して飛ばすだけではなく、普段使いのできる新しい考えの大排気量エンジン。。

新型モデルは500万円を超える価格帯ですが、予想以上の反響があるといいます。

マツダ
中井英二執行役員

エンジンにはまだ伸びしろもある。省エネルギーにすることがカーボンニュートラルに近づくためにも重要な施策、しっかり進めていく。

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