
北欧のフィンランドの首脳は12日にロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けてNATO(北大西洋条約機構)への加盟申請を指示すると表明しました。長年維持してきた軍事的な中立政策を転換します。
フィンランド NATO加盟申請へ!支持率21%から76%に急増
フィンランドのニーニスト大統領とマリン首相が12日に共同声明を発表。

NATO加盟はフィンランドの安全を強化する。速やかに申請しなければならない。
揃ってNATOに加盟すべきとの考えを示しました。

ソ連戦闘機がフィンランド上空を黒く染めた。
フィンランドは第2次世界大戦中、ソ連の侵攻を受け領土の一部を奪われました。その後はロシアを刺激しないよう軍事的に中立な立場を取ってきましたが、歴史的な転換となります。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、フィンランドでは加盟への支持が劇的に増加。2017年に21%だった加盟支持が今では76%に達しています。
フィンランド国民

小さい国なので自国だけで防衛できない。NATOに加盟する必要がある。
フィンランド国民

プーチン大統領が侵攻を始めたからフィンランドはNATO加盟を目指す。
プーチン氏自身のせいだ。
ロシアとおよそ1,300キロの国境を接するフィンランド。加盟が承認されれば攻撃を受けた際にNATOの集団防衛条項が適用されます。
さらに隣国のスウェーデンも16日にも加盟申請を表明するとみられます。
一方、こうした動きにロシアは反発。外務省は声明で「安全保障への脅威を排除するため軍事技術やその他の手段で対抗措置を取らざる得なくなる」と警告しました。